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読書の日記(3/27-4/2)

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『氷柱の声』、桜、石巻焼きそば/しゃぶしゃぶ、ベルンハルト、圏点/デバイスタイル、不文律の継承、「陰鬱という言葉には回収できない不思議なほがらかさ」/Gathers、ルクスが足りない、またベルンハルト/読書感想文とAI、書く経験と審美を見極める目、ポケモンカード/都夏、脱糞の恐れ、人の可能性は無限大/『すべては1人から始まる』、プレー外の怪我、停滞した3月/気圧は無関係、下北沢3周年、チェルシーとアストン・ヴィラ/

3月27日(月) 

昼、遊ちゃんが一時間空いたと言ったので散歩に出て桜を見に行った。神社の階段沿いに桜の木が段々に植わっていて頭上に白とピンクの花びらが視界いっぱいに広がって、それを見上げながら『氷柱の声』で伊智花が描いた絵を思った。そこからぐるっと歩いて一番の見どころは神社から少し行った広場で、思った以上に多くの人が花見に来ていた。桜があり、その向こうに山の稜線が見えて、考えてみたら桜と山の組み合わせというのはこれまで見たことがなかったかもしれないと思う。いいものだった。遊ちゃんと自分の認知特性を把握したうえでChatGPTと壁打ちをすることについて話しながら歩いてその把握こそが難しいんだよねということでその通りだった。
それで家に戻ると打ち合わせまでまだ時間があったので昼飯をつくることにして焼きそばをつくってピーマン人参ウィンナー長ネギしいたけもやしを入れて実家の冷蔵庫というのはなんでもあるものだなあと感嘆する。つくっているときは意識していなかったけれど伊智花と中鵜が石巻焼きそばを食べる場面を昨夜読んでそれで頭の中に焼きそばがインプットされた面はあるかもしれない。おいしそうな場面だった。

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