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読書の日記(8/2-8)


引っ越しの日/『恐れのない組織』/さようなら、代々木上原/『笛吹川』/調布のゴミ出し/猿田彦珈琲、シャノアール、こだわり市場/これはまるで生活だ/ボーナストラックに朝7時半/半減する売上/喘息の悪化/西荻窪で泥酔、遠のく調布/初台フルタイム3デイズ/iQOSデビュー未遂、偉業としての/「結論だけ話してください」/家系ラーメン

8月2日(月) 

何があるかわからないから、自転車の鍵と調布の部屋の鍵をひとつ置いて出る。もう一度来ることになったらそれも楽しかろうと思いながらパドラーズに寄ってアイスのラテを買う。それで幡ヶ谷から電車に乗る。区間急行とかで、このまま調布まで行けそうなやつだ、しかし車掌の声が聞こえてくる、笹塚、つつじヶ丘でなんとかと言っている。笹塚に着く、向かいのホームに次に来るのは各停のようだ、むしろこのままいるべきだろう。だけど、また、あれ? 本当にこの電車でよかったのか? 別にこれに乗ればそうちんたらせずに調布まで行くことはわかっているが、本当にこれ以上の選択肢はなかったのだろうかと、焦って最善手を調べようとし始める。急いでいるわけでもないのに、正しい答えを欲しがる。そんなのは、徐々に覚えたらいいじゃないか、とは思うのだが。そしてまた、少しちんたらするくらいのほうが、と僕は本を開く、『恐れのない組織』を開いて少しずつ読む、少しちんたらするくらいのほうが電車で本を読めてそれもいい。一番速いのに乗ってしまったら、とんでもない速さで調布に着いてしまう。このいささかちんたらしたものであっても、おそらく2分や3分くらいしか変わらないのだが。

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