読書の日記(9/27-10/3)
川に行く/ベランダで『スパイのためのハンドブック』を読む/今日は読書パーティーだ/ソファで『東京の生活史』/ベッドで『地上で僕らはつかの間きらめく』/「ちょっと私は言えなかったね」/宿題のプレッシャー/Janet Cardiff「The Missing Voice」/緊急事態宣言の解除、東京都の認証/蔵前、内見/エレファントファクトリーコーヒーを思い出す/ソルズコーヒー、結わえる、カキモリ、SyuRo、道具屋nobori、from afar、隅田川、Nui./福利厚生本、Yonda?/お店の学校の準備/不安の正体/斎藤佑樹の引退/ボーナストラックのオーナー会/『吉田健一随筆集』/2時満席、5時無人の休日/「自己啓発本」とマウント返し/
9月27日(月)
光が黄色くなっていく。
なだらかな斜面の下、川の際には草が茂り、そのなかにポツポツと山吹色の花が咲いている。
川は静かに流れていて、向こう岸で練習をするサックスの音が柔らかに届く。
背中のほうではかすかに弾むボールの響きを感じ、ボールを蹴る子どもたちの声も、車や風の音の中にうっすらと聞こえる。
川からドボンという音が聞こえて顔を上げてみると、川面には徐々に大きくなっていく波紋がある。風がやんで、静かになる。
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