見出し画像

読書の日記(3/4-10)

書籍版新作『読書の日記 予言 箱根 お味噌汁』『読書の日記 皮算用 ストレッチ 屋上』が12月に発売になりました。

日記はメールマガジンとしての配信もしています。毎週土曜日発行、月額880円です。ご購読いただくと過去2ヶ月分がおまけで読めます(お得!)


3月4日(月) 

このまますんと起きられるのではないかと8時くらいから考え始めるのだが起きられない。昨日は10時とかには寝たのだからもう十分なはずだし、起きたらいいじゃないかと思うのだがまったく起き上がる気になれない。10時には目が覚めて意識を持ったまま横たわっているのだが、延々とスマホを見るだけで布団の中から出られない。
外に出られたのは13時とかだったか。今日はあたたかい日なのか、暖房のついていない居間も寒くなく、うどんを茹でると冷やして食べた。それから先週の日記を書き切るところをやり、日が暮れると家を出てまずビックカメラに向かった。イヤホンの相談。やっぱりワイヤーありでノイズキャンセリングなしは無理だなというところで。
事前にAirPodsの比較表を見て自分が使っていたのはAirPodsの第一世代というやつかなと思っていて、そうであれば1万円台の第二世代とかのやつでいいはずだ、それならよかろう、みたいな気持ちで行ってまずはAirPodsの比較を、そのあと他社を含めていくつか僕のニーズに合うものを教えてもらいたい、と述べたところとても丁寧に説明してくださってここで衝撃の事実だが僕が使っていたのはAirPodsProで、ノンプロはじゃあなんなんだと聞くとノイズキャンセリングがないということで、AirPodsを初めて使ったときの感動は何よりもノイズキャンセリングだったから、この世にノイズキャンセリングがないAirPodsというものが存在する余地なんてないと思い込んでいたから、ショックで、ということは、AirPodsでの選択肢は4万弱のAirPodsProしかなくなったわけだ。では他社は、と聞くと出されたソニーもボーズもほぼ同価格で、ノイズキャンセル力はボーズが一番、マイクはAirPodsがいい、ソニーも総合力は高い。それよりひとつ低価格のものを聞くとソニーの別のとジャブラというやつで、これは2万5000円くらい。イヤホンって高いんだなあと思い、2万5000円出すなら4万弱かなあとか、4万弱は一見すると高いけれど今のやつは3年半使ったわけで、日割りにしたら30円。でも4万。出費というものが怖い。今日決めることはしないことはわかりながらしばらくうろうろし、ルーザーの感覚を覚えながらフロアを辞した。

ここから先は

13,836字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?