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読書の日記(9/20-26)

『文學界』、落胆なんかしないんだよ、メルヴィルは/ブルーハーブ、VANADIAN EFFECT/徒党を組むこと/ハードな3連休/屈託なくお客さんが好き/河野多恵子『不意の声』/#フヅクエこんな店/町中華/iTerm、VSCODE、GitHub、Tailwind/開店前、満席/疲れ果て店寝/明け方、金子平民、『好き好き大好き超愛してる。』/まいばすけっとと初台百貨店/『スパイのためのハンドブック』/週末のテンション/増席の検討/フヅクエの30席/日曜日の張り詰めと弛み/誰か一人は『東京の生活史』を読んでいる/くまざわ書店の面目躍如/『地上で僕らはつかの間きらめく』、ゴージャスっていいな/キクチの出現


9月20日(月) 

電車では『文學界』を開いて「保坂和志×柿内正午 読めば読むほどわからなくなる」を読んでいた。「最後、10巻目の『見出された時』が普通に面白かったんです。普通に面白いって、面白くないんですよね」と柿内正午が言うと保坂和志は小島信夫の「あなたたちが面白いと言う、そこがつまらないんだ」という言葉を引いてから、「これ本当に小島さんが言ったのか、もう憶えてないんだけど、小島さんを憑依させるといろんなことが考えられる」と言っていて笑った。プルーストの小説もメルヴィルの小説もおかしな形で書かれている、「近代小説を代表する小説と言われるものが、ちゃんとした小説の形をしていない」。

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