人見知りの君へ

大丈夫だよ、私が証明だ。

私は人見知りである。
22年間（ついこの前22になりました！おめでとう！）生きてきて、なお私のステータスは人見知りである。
だけど、ここ数年は「どっからどうみても人見知り」から「隠れ人見知り」に進化している。

どういうこっちゃねんと思われるかもしれない、私だっていい説明が浮かばなかったんだもの。

大学生として生活する中で、部活の部長として目上や目下と頻繁に関わり、しょっちゅう支援課とやりとりし、ラジオ収録の授業では頻繁にMCをし、プレゼンも人前で何度もして、時には即興プレゼンもし、バイト先では1日リーダーを時々し、グループ活動でもリーダーをし、授業中質問や回答を連発し、といったことをしている。
（そして大した抵抗が無くなった）
字面ではなかなか積極的な輩だが、私は変わらず人見知りであり、一昔前はこんなこと想像するだけで泡吹いて倒れる人見知りだった。

最近、とても人見知りの後輩と関わることがあった。
その子はとてもとても人見知りで、バイトも面接がないのが良いので決まらないレベルである（そんなバイトあるか、とツッコミを入れてしまった）。

でも、私はかつて、その後輩以上に人見知りだった。
そもそも先輩にそんな話出来るレベルじゃなかった。YES OR NO の世界。
身の上話など話している場合じゃ無い。
それに、私も高校は面接がないからと某通信制に行った。私も私である。面接ないとこはないぞとか思って（あと言った）ごめんね後輩。

どうして人見知りが緩和されたのか、私は聞かれたら「2回入院したから」とか答えているけど実際の所は分からない。

（ただ、高３と大１で手術入院をした際、ひっきりなしに来る看護師医師麻酔科にご迷惑をおかけしないよう必死に対応していたら慣れてきたのは事実である。）

再三言うが、私は人見知りである。
今でも後輩とかに話しかける時緊張してるし、知り合い見かけても全然自分から声かけれないし、人前で説明するの内心滝汗だし、マスクの下はそこそこ赤い。たまに対応間違えた気がして夜な夜な反省会してるよ。

だけど、
声かけられてもはいかいいえしか言えなくて、
たまに来る祖父母にも緊張して、
自分からは何にも言えなくて、
人前になんか絶対立てなくて、
声も蚊の鳴くような声で、
だから友達もいなくて、
面接ない高校に行った私が、

話が色々出来るようになった、
いつの間にかどんなに久しぶりでも緊張しなくなった、
自分から声をかけれるようになった、
人前でバンバン仕事するようになった、
１ｍ以上離れても声が届けれるようになった、
友達も、仲良くしてくれる先輩も、慕ってくれる後輩も沢山出来た。

こんなこと、本当に夢物語だったよ。
ごめん、具体的な方法なんか示せないけど、
証明だけは出来る。

人見知りで悩む君にも、
人見知りで悩んでた過去の私にも。

人見知りが直るなんて言わないけど、今だって悩むし恥ずかしいことあるけど、夢物語が叶うくらいにはレベルアップ出来るもんだよ。

追記　2024/03/21
この後輩、この後めちゃくちゃ伸びた（そんな話を同期としたくらい）。
色々な人と話すようになったし、その時とても自然体になった。
何事も積極的になったし、もっと人に気を遣える、素敵な人になった。
なんかしらない間にバイトもしていた！笑
君の進歩には目を見張るよ。偉いねえ。
そんなあなたが、私を人生で1番の先輩だと言ってくれてとても嬉しかったよ。ありがとう。これからもあなたは、引くほど成長して、まぶしい人になるんだろうね。また会えるのを楽しみにしているよ。