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海なし県民、海に出る1-24(2018/4)

ダイヤモンド・プリンセス 春の周遊クルーズと韓国9日間

<ただいま海なし県>

家に着くまでが遠征(?)ですって言うよね。
GWの大混雑の中、電車に乗りホッとする。
母、「電車では全く眠れない。」らしい。方や私は揺れで眠くなる。もし爆睡した場合、駅の少し前で起こしてくれるよう厳命。やはりその直後爆睡した模様。気づいたらどこかの駅に停車していた。

ここはどこ?と窓の外を見ようとする私に、母「下車駅だけど、降りなくていいの?」と笑顔で質問。降りる気ゼロ風味。ちょいと!ここで降りなかったらどこで降りるの???と怒る前に早く降りなきゃ。棚に置いてあったリュックをおろし、寝起きのよろよろ状態で母を連行して出口にダッシュ。駅に降り立った。
途端、がーーーっと電車が通過。これ待って停車してたのね。助かった!とホッとしつつも起こして欲しいって言わなかったっけ?と説教。母、凹むどころかニコニコと「あー危なかったね。」と華麗にスルー。「クルーズって想像していたよりずっと楽しかった!最高の旅!」とスキップしそうな様子。後ろ向きですぐへこたれる姿勢は、海に捨ててきたらしい。ま、元気になったのはいいことだ。と思って説教はいつもの七割に止めたのであった。

これにて「海なし県民、海に出る(2018/4)」は無事(?)終了。
翌日私は陸酔いしたけど、母は大丈夫だったとか。

ダイヤモンド・プリンセスと出会った方々は母に力を与えてくれた。ありがとうございました。

1週間後母に会うと、まだテンション高め。
「これが最後の遠出」と言っていたのに、「まだ行けそうな気がするし、四国に上陸しないうちは死ねない。ショートクルーズでもいいから、いいのがあったら予約して。」と言い出した。そんな時に陽気なおばさまから「二回目乗船は半額ですって!」と素敵なお知らせ入電。

「海なし県民、海に出る リターンズ」あるのか?

(終)

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