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家宅捜索後、まずすること。

さて、家宅捜索後しばらくはパニックかと思います。
が、大丈夫。弁護士という強い味方がいらっしゃいます。もっと言えば、現実問題ここから公判(世で言う裁判のこと)が終わるまで、弁護士先生しか強い権限を持って闘えません。
なので、家宅捜索後すぐ弁護士先生を探します!

でも普通に生きてたら、弁護士の知り合いなんていない…。
でも必死に探せばきっといます!!勇気を出して、というかこうゆう絶体絶命な時ほど人を頼ったらいいと思います。その際、自分自身の今までの行いが試される時だとは思いますので、日頃から正しい行いをするに越したことはありません。

ちなみに、事が進む毎にインターネットで「刑事事件・弁護士」とかって調べてみたけど、ガチガチSEOが組んであるHP、LPが多いことに驚き。刑事事件の流れとか、関係する難しいことを調べるのには大変お世話になりました。「The SEOの為の記事」だから事件の流れなど細かく書いてて、本当に分かりやすい!
だけど、依頼しようとは思えなかった…。IT企業に勤めていた経験から、SEOにお金をかける、キャッチーな言葉でアピール=信頼があるというわけでなく逆に逆って思っていたので。。。

正直選任する弁護士先生の腕で刑事事件の裁判結果は変わる、その後の人生も変わるといっても過言ではないと感じます。相手は警察、国、例えるならば、プロレスやボクシングのリングでプロと戦い方を知らない素人が戦うようなものです。勝てるわけがない。だから腕のある弁護士先生に出会えるかどうかが人生を左右すると思います。

それと、ここ結構大事なのが、弁護士先生には専門分野、得意分野があるということ。
事件は民事事件と刑事事件に分かれます。(今私が知ってる知識のみなので間違いもあるかも。悪しからず。)
民事事件は離婚とか、会社間での争いとか、刑事事件は殺人とか、事故とか。
弁護士先生も全知全能の神様ではないので(パニックだからそう見えるけど冷静に違う)、得意分野というものがあるそうです。

民事メインの事務所だと刑事事件は扱ってくれなかったりします。だから、刑事事件を専門にしている先生にお願いすることも大事です。
ただ、この先生を見つけるのがほぼ無理!!だって素人には色々判断つかないので。
幸いにも、最終的にお願いした弁護士先生のご紹介で刑事事件しか扱っていないより専門の先生に出会うことができ、弁護団という形で2ヵ所の事務所と契約しました。(もちろん最初に依頼した先生も刑事事件やってます。)

もちろん2ヵ所ということは、単純に弁護士費用も2倍です。。。
大富豪でも何でもない普通の家だから、大きなお金になりそうなものは即売却、小さい不要品はひたすらメル◯リ、生命保険は元本割れするけど全て一旦解約、食費の見直し、安い家賃の家に引越を検討などなど、錬金してなんとか諭吉くん1,000枚ちょいを用意。応援して下さる方々のお力も借りました。本当に感謝しかないです。
あ、ちなみに離婚の慰謝料とかじゃないから、残念ながらこの諭吉くんが戻ってくることはありません。

さて、私の場合には、
①幸いにも著名な弁護士先生が遠いけど親族にいまして。遠いけど。即電話。家宅捜索の翌々日即アポ取らせてもらいました。
②感謝しかないですが、昔からお付き合いがあった方に相談したら著名な先生をご紹介してもらえました。即アポ。
③そして友人が法律事務所で働いているのでとりあえず即相談。即アポ。

家宅捜索の翌々日、午前午後、弁護士事務所をはしごしました。人生こんなこと滅多にないだろう!

もう1つ忘れてはいけないことは、自分のプライベートの予定を可能な限り調整。私は被疑者ではないですが、終わるまでサポートした方がいいと思ったから家宅捜索の次の日腹を決めました。終わるまで自分のことは二の次にしようと。
スケジュール帳真っ白にしとかないと、いつ何があるか、逮捕されるか分からないから、とりあえすすぐに動ける準備をしました。私の関係者の皆様には本当に感謝です。ありがとうございます。

ここから逮捕されるまでの毎日は未来の見えない不安しかなくて、こうゆう状況がこんなにも精神によくないと実感し、1日1日すごい勢いで精神すり減りました。
でもその不安の一部は、知らないことしかないことから生まれるものでもあると思ったので、弁護士先生との打ち合わせには全て同行し、何が起こっているのか、これからどんなことが起こり得るのか、そもそも刑事事件、裁判とはどういう流れで進むのか、知らないことは調べて調べて調べて勉強しました。現在進行中。

私の場合、知れば知るほど国民として法律を知ることはとても大切だし、社会は法律に従って成り立っていると実感し、裁判を自分自身で理解したいとも思うようになったので、母校の法学部に通信があったので入学しました。
まさかの2回目の大学。笑
日本で法学部といえばここ!のところなので中々大変ですけど、頑張ろうと思います。

話を戻します。
3件の弁護士事務所を訪れました。どの事務所もビルも内装も立派…!夜景が綺麗!(そこー!?笑)
売れている弁護士先生って本当にすごいんだと思いました。

3名の弁護士先生はそれぞれ今後の流れ、見立て、様々なことを親身になって教えてくれました。
そのうちの1名の先生は、事件の話をする前に、「今後どういった流れになるのか知ってる?」と危機感を持って心配して下さいました。分からないと伝えると、刑事事件とは何か一から説明してくださり、今後具体的にどうなるのかということを教えてくださいました。
どの先生も親身にお話を聞いて下さりましたが、この先生との相性がよさそうだとピンと来たので、最終的に依頼しました。

契約をしてからは、こちらから事件とされたことを一から説明し、被疑者本人の頭の中にあることを弁護士先生の頭にもすっぽりコピーするために、週2~4、弁護士事務所に通いました。土日に電話でも会議をさせていただきました。

その中で、事情聴取のロールプレイングをしてくれたり、警察の手段、操作方法、ストーリーを作ってそこに証拠を合わせていくこと(これ本当に驚き。また詳しく書きます。)、押収物の返却手続き、逮捕されてしまってからのことなどなど、本当にたくさんことを知りました。
私自身も参考人として検察から呼ばれ事情聴取を受けましたが、弁護士先生との数ヶ月に渡る打ち合わせのお陰さまで、緊張することなく冷静に検察官と話すことができました。

とにかく、刑事事件は弁護士先生しか対応できません。本当に。そうじゃないと言われる方もいると思いますが、今の私にはそう感じられます。
どれだけ弁護士バッチが欲しいと思ったか。(なぜそう思ったのかはまた書きます。)
どれだけ弁護士先生の力はすごいと思ったか。

パニックの中でも何件かあたって、今自分が持っている判断基準を研ぎ澄ませて、しっかり考えて選んで下さい。
ご経験のある弁護士先生に出会えることを願ってます。

今日はここまで。

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