DAY13 在宅ワークにおける腰と膝の悩みが解決したついでに気づいたこと
在宅ワークを初めて最初の3日で、わかったことがあった。
正座や胡坐で仕事をすると、3日で腰と膝に限界がくる、ということだ。
うちは1K。壁の一面はベッドとクローゼットが、もう一面は本と映画のパンフレットとDVDやBlu-rayが占拠していて、とにかく机を置く場所がない。
持ち帰って仕事をするときは、部屋の真ん中にあるローテーブルでするのがいつものことだ。
その時は、例えば一晩とか二晩とか、あるいは土日とか、思えば連続して家でパソコン仕事をするのは2日が定番。3日連続は初めてだったので、よもやこんなに腰と膝がガチガチになるとは知らなかった。
長時間の正座にも胡坐にも、なんなら蓮華座にも自信があったのだが、年なのだろうか。それともパソコンのせいなのか。
翌週、悩んだ末に、折り畳みの机と椅子を買った。急場しのぎなので、安い4000円ほどの品だ。これが昨日届いてさっそく使ったのだが、値段の割にしっかりしていて、実に具合がいい。
今日の仕事も一日の大半をSkype会議に費やして最悪だったが、腰と膝は具合がいい。椅子が硬いのが難点だが、座布団と毛布を重ねればなんとかなる。
そして一日使ってみて、体以外にも利点があることに気が付いた。
当たり前だが、椅子に座れば視点が変わり、景色が変わる。椅子に座った高さから見る自分の部屋は、今まで見たことのない光景で新鮮だ。
そのため、わりと簡単に、気分が仕事モードに切り替わる。
逆に休憩したい時には、ローテーブルに移って座れば、スイッチはオフになる。
思えば、通勤、という行為は、気分のスイッチを切り替えるには有効だった。まあ、しょっちゅう仕事を持ち帰っていた身ではあるが、それでも気分は違った。
相変わらず仕事のストレスは高いし、うまくいっている気もしないし、事実滞っている。
だが、椅子から降りて床に座る、ということで、休憩時間をきちんと「休憩」だと体が認識できているのだろう。体が休まれば、心も伴うものだ。だから、心も少し軽い。
つまり、仕事と生活が一緒になる在宅ワークをするには、何か生活のなかで区切りが必要なのかもしれない。「いままで」と「これから」を分ける何か。
例えば、仕事同様に衣服を整える人もいるし、女性ならきちんとメイクをする、という人もいるだろう。
私はその両方を実践してみたが、あまり効果はなかった。私の場合は、物理的に変化を感じられる方が効果的だったのだ。
さてこれで、もう少し仕事の進みが良くなればいいのだけど。
明日も午後はSkype会議。私はこれでも少ない方で、同僚なんぞ、今日は4件、合計7時間、Skype会議だった。
おかしいだろ、うちの会社!
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