頑張って休んで休職2か月目真っ只中
これが他人のことならすぐにわかることだけど、あれだけ仕事でぼろぼろになっておいて、1ヶ月の休職で復職できるはずもなく、私はいまだ休職中だ。
医者からは休んで2週間を過ぎたあたりで、当たり前のように「引き続き1ヶ月の休職を要す」との診断が下された。
現在、休んで40日を超えている。
2ヶ月目に突入してやっと、「あ、私、休んでるわ」と感じることが増えた。
なにせ夢を見なくなった。社長に文句を言う夢を最後に、会社がらみどころか夢自体をほとんどみていない。
それに、今日は責任者会議がある頃だとか、あの集計を出す日とか、あのトラブルどうなったんだろうとか、そういうことを思うことが減った。そもそも、カレンダーを見ないと日付がわからない。
薬も、昼間の抗うつ剤は止め、夜の睡眠導入剤と抗うつ剤のみ飲んでいる。
休みも長くなり、薬も減ったから、そろそろもうちょっと動いてもいいんじゃないかと思ったが、そうでもなかった。
一番酷かったのが、課長が面談しに来た時だ(面談と言うより顔を見に来た感じだが)。
前日に電話で段取りを話していて、ちょうど昼食時なのでうちの近所で食事でも、ということになったのだが、これが大間違い。
万一、動悸がして時間通りに会えないとまずいので、朝起きてから出かける準備を始め、1時間も早く家を出て、徒歩2分しかかからない待ち合わせ場所に出向き、すぐそばのカフェに入って待機。
すでにこの時点でストレスかかりまくっているのだが、自分ではストレス緩和策のつもりというのが、いま思えば笑うしかない。
課長との食事の間、話題は仕事のことが中心で、私の体調や生活に関する話は半分もなかった。課長のことはストレス源ではないが、やはり仕事の話はきつい。
しかも、課長や同僚たちの働きかけにも部長以上の動きは変わらず、仕事は相変わらず量も質も過酷だという(一人少ないのに!)。
課長自身もストレスと過労のただ中にいるのが顔色からみてとれて、なかなか話を切り上げることもできず。
そうしてずるずる1時間会話。
翌日から3日ほど、外出どころか家事も放棄するほど、ぐったりした。
さすがに反省して以後はそんな極端なことはないが、一人暮らしなので、掃除洗濯に調理、食料品や日用品を買いに行くとかは必要で、そうした強い目的を持って行動するとやはり脳が疲れるらしく、翌日が動けない。
買い物のついでに行きつけの喫茶店に行く日もあるが、息抜きだったつもりなのに、やっぱりその翌日も動けない。
昨日は医者から、
「動けそうな日も目いっぱい動かず、安定させるように。ルンルン(死語)で買い物に行くぐらいになるのが目標です。動きすぎる人だし、職場の状況が改善しにくいから、復帰のハードルは高めに設定してます」
との宣告(大げさ)。
あのー……TVの前に寝っ転がって、映画1本、ラグビー1試合、通しで観るだけでため息が出てしまうような状態なのに、ルンルンで外出(だから死語)って……。
最後にルンルン(……)で外出したのはいつだった? 2月に秩父宮でのラグビー観戦まで遡るんじゃないか?
去年の今頃は、ラグビーワールドカップでルンルンどころか踊り出しそうな状態だったけど。
ハードルの高さにちょっとめまいがし、私が復帰する前に課長や同僚が倒れるんじゃないかと恐れつつ、今日も頑張って休んでいる。
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