何を上から目線でものを語っているんだ

この老人は。
というのが過去にありました。

ちょっと古い話になりますが昨年7月に奈良は近鉄大和西大寺駅前で凶弾に倒れた元首相の「国葬」が日本武道館で執り行われた件で反対派の代表者2名、それも老夫がどこかの外国系の記者クラブで記者会見をしたそうなのです。

老夫2名が国葬への反対意見を意気揚々と述べるも、記者からは忖度の無くかつ図星を突くような質問ばかりが飛んでいました。
その老夫はそれに対する答えを持ち合わせていなかったようで狼狽えるばかりでした。
さらに記者からの質問の中でこのアクションにおいて若者の参加者が少ないのはなぜですか?と問われて片方のどっかのミッション系の大学の研究所長と名乗る人物が、苦し紛れなのか若者に「自分たちこそが正しい-この場合は国葬反対-」ということをきちんと教えてこなかった的な主旨な事を発言していました。

ん?
ちょっと待てよ。
それって若者というのをあんたら軽く視てないか?と。
其奴らからすれば、なぜ若者達は私らのことがわからんのだと言ってるんでしょうが、若者達からすれば何をほざいてんだこのアゲアゲの時代を過ごしてきてカネもあって且つヒマ人どもがとなるわけです。

その反対勢力達は元々「国葬された方」に異常なまでの拒絶反応を示していたわけです。
要は自分たちを苦しめた的な感じで。
言うなれば仮想敵なのです。
それも格好のエサになるくらいの。

片や若者達からすれば、旧民主党政権時代の拙策ばかりで日本経済ズタズタ(株価4桁、為替70円/ドル台、事実上の不況)の中から回復してくれた救世主なのだという感じなのです。

実際に国葬の件では、高齢者ほど反対に振れ、若者達ほど賛成に振れている結果が出ているそうです。
ただ、平均値で視れば数に優る高齢者側の意見が国民の総意だというマスゴミのバイアスが見事なまでにかかってもいるのでしょう。

もちろん、国葬の件を国会を通さずに閣議決定の形で押し切った政権にも私は疑問は持っています。
きちんと反体制派の国民と野党達がごねない手順を踏んでました?っていう。

とはいえ、今回の件で明白になったのは、ニホンは世代間で埋めることができないくらいの、もはや断層ができてしまっているということでしょうか。

今の年寄り達は高度経済成長のアゲアゲ期を過ごして、給与も賞与も右肩上がりの成功体験しか無い、でそれで貯金もあって、更に年金も(マクロ経済スライドが発動しているとは言え)会社員や公務員だったらそこそこも貰えてるんじゃねえかっていう。
つまりはカネがあってさらにヒマで、昔「学生集会」にお熱を上げてたらしくてその血がたぎっているお暇なヴァカどもにしか見えません。

片や若者達からすれば、もう天井に付いてしまった経済下で成長も見込めず、給与も上がらず、上は昭和脳の思考しか無い連中が蓋をして、いちいちテメエらの成功体験をひけらかすみたいな、まさに目の上のたんこぶみたいにしか思っていません。(対馬海峡の向こうの国で言うところの「コンデ」のような)

私らのような氷河期世代から視てもそう思いますから、下の層はもっとそう思うでしょう。

ただ政治は数の多い年寄りどもに媚びる、言うなればシルバーデモクラシーに振れていて、世間を知らない世襲議員にまみれ、さらにはアレが浸食して・・・ですし。
付けるクスリが(劇薬以外に)見つからない感じなので。

ただ言えることは年寄りどもがいう正義は昭和時代の全共闘やベ平連などの反体制的な思考で、もっと言えば反対と叫んでおいて敵(つまり体制派)の出方をうかがっているんでしょ?っていう。

今は井の中の蛙の喧嘩で済む世界情勢ではないことをまずは分かれと。
世界に平和を!と叫んでさえいりゃあいいのですか?
もし、攻められたらあなた方はミサイルに竹槍で対抗するつもりなのですか?

おそらく年寄りが何を言っても若者達はピクりとも靡きません。
皆理論武装をしていますし、年寄りどもが言うことはほぼ無条件でスルーしますし。
何せ反体制派の年寄りどもが支持している政党が政権を獲った暗黒の3年間を、特に若者達は忘れていませんよ。
霞ヶ関の連中にも足下を見られてサボタージュされて、にっちもさっちもいかなくなってしまった政権に。

反体制派は国葬の主が憎かったわけで、それが突如として昨年7月の上旬にいなくなってしまい、右往左往していたなかでのこれでしょ。
本当に頭が頭痛になってしまいます。

その時の臨時国会では国葬の件をネタに追及すると立憲民主党と日本共産党が言っていたようです。
ただ相手を威嚇するような攻撃しかできない、言ってる中身が空っぽな連中が大声で恫喝して、しまいには立場の弱い役人達を吊し上げでしょ。
視てて何が楽しいのか皆目理解できません。
自分たちの無能ぶりをより晒すだけでしょ。
それしか能がねえのかよ、年間1億円払う価値もねえわという。
だから他の野党がそっぽを向いて一蓮托生にならないのがわからないのでしょうか。
ま、反体制派系の年寄り達からすればその様子を視て北の国の民みたく泣いて悦ぶのでしょうね。(悪意あるニュアンス)

そういえば、最近共産党の辻立ちが減ったような気がしますけど気のせいなのでしょうか。
やったところで無為だったことにやっと気がついたと言うことなのかも知れませんが。

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