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先入観のない視点を目指して

フラットな視点とは何か。

近年の黒人差別やアジア人差別から、差別や偏見などに社会的に敏感になりつつあり、コンビニの肌着や色鉛筆から肌色という言葉がなくなった。そういう背景から、私も自分の意識的な変化があった。

先入観のない視点とは、主観的な視点を排除しなければならない。
私が日本人であり、相手もそうであることは絶対ではないのだ。言葉にすると当たり前であるが、生活においてそういう視点でいるのは難しい。

かつて、中学、高校生の頃、障害を持つ人を見ると、当時、正義感の強さからか、私が将来治してあげたい、治るための薬を開発してあげたい、などと考えて自分と相手を比較し、哀れみの感情を抱いていた。だから、ネガティブな気持ちになってしまうから、と、学校やすれ違う障害を持つ人が苦手だと考えていた。

しかし、今、かつての自分に問いたいのが、なぜ五体満足、知的能力、身体能力を自分を中心とした一般値と比較してしまうのか。

もちろん、病気として認定され、治療をする、という流れはあるべきものだが、その選択をするのは自分自身である。
自分が問題視しなければそれは病気として捉える必要すらないのだ。つまり個性として認識される事項となる。

その個性に対して勝手に哀れむような感情を抱いていた自分に反省した。
フラットな視点を持つということは、相手の持つスペシャリティを個性として認識することだと思う。

今後はそのスペシャリティの多様性を理解していきたい。

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