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アナログなデジタル着色
4月も終わりに近付き、京都ではもうムシアツサを感じています。
気付かないフリをしても忍び寄る湿気…
さて、今回は4月はじめに軽くご要望が出ていたものにお応えしまして、
目に痛くないデジタル着色
こちらについてのお話です。
ただしスキルとしてはほとんど参考にならないかと…
なにせ私も手探り、
そして最終的にはアナログ制作ですから、
まっすぐ向き合っていないんですね、イスにナナメがけ状態。
面談なんかでやった日には「なんだねその態度は」と言われちゃうヤツです。
真面目にスキルアップをご希望の方は、ふわっと読んで「ほーん」とご笑覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1713852068672-Ha1QRybcr6.jpg?width=1200)
発端
事の発端はこちらの画像投稿です。
川原をスケッチして、それにデジタルで着色したものを投稿しました。
コメントくださった中で、梅熊さんからこんなご要望!
デジタル着色が自然で目に痛くない!こんどこの辺も記事にしてくださいw
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが
梅熊さんは毎日が修行の御仁で、その経過・結果・創意工夫を余す所なく、かつ面白く供給してくださる、素晴らしいクリエイターさんです。
仕事でデジタル駆使されている方に、私が何を言えるかいなぁ…というところはオイトイテ、さくっといきましょう。
やったこと
やったことを言いますと、
①スケッチをカメラで撮影
②PCのフォトアプリで調整(トリミング・明度調整)
③ペイントソフトで着色
この3工程です。
②の調整はこんな感じで、画像データを見やすくする程度。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567513772-lQNiWKcVEb.jpg?width=1200)
PCのフォトアプリで調整すると解像度が落ちますが
そもそも生データが解像度高いので私は気にしません。
続いて肝心のペンタブソフトでの着色ですが
ほとんどアナログなことしかやってません。
塗りやすくして
上から色を重ねていく。
気になるところをタッチアップ。
どこの塗装工事か、と言いたくなるほどシンプルなつくりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1713852837065-t7wGVd7FIf.jpg?width=1200)
このぼやぁっとした感じ、
使っているツールが「にじみスプレー」や「ノイズ」など
エアスプレー系なものですから
それで目に痛くない着色になっているのではないかと思われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567800079-tsVb2IwHnk.jpg?width=1200)
以上が「目に痛くない着色」のナカミなのですが、
ずいぶんうすっぺらい。
これはご期待に応えられているのか…?と思い、
そうだ、せめてメイキングをお付けしよう!
そうすれば後はそこから読み取って頂けるであろう!(他力本願)
と、思い以下に添える所存です。
しかしペイントデータを保存していなかったことに気付いた。
おぉ…となりながら、まぁさして時間がかかるものでもなしといそいそリテイク。いくぶん色味等が異なる点はご容赦下さい。
メイキング
以下、ずらっと画像が続きます。
ご興味ある方はどうぞ!
![](https://assets.st-note.com/img/1712567522612-nRZEuH6lfH.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567531283-0lVLilX7au.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567543085-FIdZApCCXd.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567551557-yiuaubi3ZU.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567560846-MNid5mAu4P.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567569156-ye9MvVJS7m.png?width=1200)
この「透明色」がデジタルすごい!と思っているところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567577736-hEkr5owB1H.png?width=1200)
同じレイヤーでしていますが、それもお好み。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567586513-fULtfd3JOG.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567597913-eWYDNQWehF.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567607328-ODZkycjT0T.png?width=1200)
なんかこう、落ち着きます(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567615773-xLw65upjo8.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567627337-Sf2KEyjGD3.png?width=1200)
わからないまま「イイカンジ」と思ってやっているので目が泳ぎます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567637672-Fl9ExdlYu8.png?width=1200)
懲りずに「ハードライト」のレイヤーにしてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567650071-bxdukHX2x3.png?width=1200)
スポイトで絵の黒色をとりまして、
![](https://assets.st-note.com/img/1712567659111-8diRAVZKbO.png?width=1200)
自分の手でかけても良いのですが、カケアミでいけそうだったので。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567674505-aDHz7fNXUt.png?width=1200)
こちらも画面の明るい色をスポイトでとって、まとまるように調整していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567686870-ffQHj2lnEw.png?width=1200)
もうこの辺りの考え方はアナログと一緒です。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567708703-by6Vrviwuu.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567695471-hkUQasSmUv.png?width=1200)
色調変えてあげれば簡単に。細かな調整が基本モノクロなので楽にできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712567729716-jJzz3s5NP1.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567736517-QXL3o9upXv.jpg?width=1200)
所感
デジタルペイントで良いなぁと思っているのは
「透明色」というものが使えることですね。
消しゴムで消すのではなく「透明のスプレー」とか、
アナログには到底なし得ない着色!
あれは素晴らしいです。
私がやっているのは、アナログ制作のためのイメージ作りなので
ぜんぜん細かな絵作りはできていませんが
いやはや便利だなぁ…と思って使っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1713856744177-fO9jJgEV65.jpg?width=1200)
考え方が結局アナログの時と同じになるのも、
保守的な性格よの、と思いつつ面白いものです。
今回、梅熊さんで言うところの「渋記事」となりましたが、
何かしら楽しんで頂けましたら何よりです。
そんなこんな「アナログなデジタル着色」でした。
おまけ
![](https://assets.st-note.com/img/1712567747910-UEYgyKsfS2.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567763965-3MGqZJhW7N.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712567796146-TpYXyU8uh4.jpg?width=1200)
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