見出し画像

息子が保育園を退園した、それだけなんだけど。

先日、長男が約2年間通っていた保育園を、引っ越しのため退園した。
ただそれだけなのだが、最終日のお迎えで涙が溢れてきた。

退園した保育園は1歳1か月からお世話になっていた。
当時定員いっぱいだったところ、先生の人員を調整して滑り込ませてもらった。
慣らし保育初日はずっと泣いていたけど、少しだけおもちゃで遊べた。
2日目は泣いている時間が短くなり、先生にも慣れてきた。
ご飯も食べられるようになり、お昼寝もできるようになり。
丸1年以上、24時間一緒にいたから、離れられないんじゃないかと思ったけど、やはりそんなことはなかった。うれしいような、さみしいような。いや、さみしかったな。

復職後は、お迎えに行って息子に会えるのがうれしくてたまらなかった。
仕事が長引いて保育園最後の一人になっていたり、電車の遅延でお迎えが遅れたり、熱が出て電話がかかってきたり。

大変だった復職後の生活を、保育園の先生方と乗り越えた思い出が蘇ってきたのだと思う。
一緒に育ててくれた先生たちと会えなくなるのが、(私が)寂しくてならない。
最後はもっとたくさん感謝の言葉を伝えたかったけど、目を合わせたら何も言えなくなってしまいそうだったから、いつも通りサヨウナラした。
息子は退園日はあまりお昼寝をせず、担任の先生に抱きついていたというから、やっぱり何かわかっているのかな。

3月まで在籍して卒園させてあげられなかったのは残念。
でも、何も問題はないし、解決する必要もないし、誰も悪い人はいない。
それなのにこんなにも出てくるこの不思議な涙は「ありがとうの涙」としておこう。

久し振りに良い方向に心が揺さぶられる出来事だったので、文章にしたくなった。

これからもいろんな場面で、息子たちは「ありがとうの涙」を流させてくれるのかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?