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底の日

ガクン、と一気にメンタルが底に落ちる日がたまにある。それが昨夜だった。

明確な理由は自分でもなかなか分からなくて、でも夫への怒りとか悲しみだとかが頭の中でグルグルしていることだけは確かだった。
ちょっとしたきっかけみたいなのはあるけど、ほんとに些細なことで、普段ならそこまで落ち込まないような事だ。

とにかく、「もう私のことなどどうでもいいんだ」みたいな気持ちが大きな岩のように自分の胸を圧迫していて、息苦しかった。

いつも布団を並べて寝ているのだが、隣にいるとどうしても意識してしまって頭の中がぐちゃぐちゃになって眠れない。安らかな寝息が聞こえる度に「私はこんなに苦しんでいるのに」という怒りと「なんで気づいてくれないんだろう」という悲しみが一気に私をのみこんで、思わず起き上がった。

台所に行ってお湯を沸かし、座り込んでひたすら白湯を飲んだ。過去にそれで落ち着いたことがあるからだ。

でもやっぱりどうにもならなくて、スマホに今回の気持ちを整理しようと思って一気に打ち込んだ。少しだけまとまったし落ち着いてきたけど、やっぱり気持ちは低空飛行だった。
布団に戻って横になってみても、またふつふつと湧き上がってきてしまって眠れず、布団の上で座っていろいろ見たりしていた。

明日仕事なのに、と思いながらも眠ることが出来なくて焦ったけど、二時間くらいしたらぐるぐる考え続けてはいたけど、寝落ちみたいな形で眠ることが出来た。

朝はいつも通りに起きて、夫がいつもと同じ様子で、私もいつもの感じでいけそうだったけれど、トイレに入ったり歯を磨いたりと身支度を整えていたら少しずつ再燃してきて、やっぱりダメだった

今日は晴れるって、といつものように見た天気予報を伝えてくれる夫に、「もう嫌いなんでしょ」みたいなことを言った。とてもめんどくさい奴だ。なんでよ~とかいつも通りの感じで言われるとちょっと安心して泣いた。私が夫だったらマジで引く。きもい上に重い。でもどうにもならないので涙ボロボロの状態で見送った。

一日なんとなく気持ちが落ち続けていて、帰ってご飯を作っていまは一人の部屋でこれを書いている。

今の私はとても平穏なのだけど、このあと夫が帰ってきたらどういう顔をすればいいのか分からない。なにを言えばいいのか分からないし、また私の中のぐちゃぐちゃが再燃して酷いことを言ってしまいそうで嫌だ。夫だって遅くまで働いて疲れているだろうに。もういっそのこと寝ておこうかなとも思うが、それもそれで意味深すぎてうざくない?みたいなことをずっと考えている。

ああ、私のこういうのってホルモンのやつだけじゃないんだな、と思った。感情が暴走して私が私でなくなるこの感じは。私が行くべきなのは産婦人科じゃないところなのかもしれない。然るべきところで私は私の問題を整理していく必要がある。自分の為にも、周りの人の為にも。


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