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やり甲斐よりも休みよ、結局

先日、同じ仕事をしている友人と話している時に「私は就職してから1、2年目くらいまではなにも頭に入らなかったし、目の前のことをこなすので精一杯だった」という話をした。

私としては珍しい打ち明け話で、このことを言うのも少し躊躇われた。ただ、こちらの緊張なんか知らない友人は存外あっさりと「分かる〜!私も!」と言っていた。

ただ、その子は直ぐに「わかる!」と言うので、正直そういう部分は信用ならない。それに、学生時代から自分よりずっと優秀だったのを身近で見ていてよく知っている。

う〜ん…と思いながらも「分かる」と言われると悪い気はしない。そうなんだよね、と、初めて話す就職してからの嫌だった話から、何度も話している学生時代の実習中の理不尽な話まで二人でひたすら話した。

友達とか話している時はほんとにただの愚痴で楽しんでいたのだが、一人になってからは「最近の仕事はどうだろうか」とふと立ち返ってみた。

最近は知識がようやく頭の中に馴染んできた感じがして、それを使って話をすることがよくできるようになってきたと思う。相手にわかる表現を選ぶことが出来るようになってきた感じがする。

同職種の人と話していても、ポイントになることを提案出来たりもして、やり甲斐みたいなのを感じることもある。私はあまり褒められ慣れないので、少しでも褒められると帰り道にひたすら頭の中で反芻してしまうのだが、今ちょうどその反芻の最中だ。

ちゃんと話すことが出来たな、と自分でも思うし、周りの人の反応も良かった。ほんとに小さなことなのだが、嬉しい。

仕事を始めた頃は本当に頭がオーバーフローを起こしてなにも入ってこないような感覚ばかり味わっていたし、今まで勉強していたことを上手く生かすことも出来なくて戸惑うことがあまりに多かった。教科書の内容は分かるけどそれを使えない感じばかりあった。

今は経験と知識がようやく結びついてきた感じがある。応用が利くようになったことできちんと知識が武器になった、という実感がある。

今日は特にそれを感じた日で、とても気分が良い。

……こうやって調子に乗ったあとにめちゃくちゃ崩れることがあるので、ちょっと気を付けようと思う。今週まだあと2日あるし。

あと、いくら前より仕事出来るようになっても「仕事をしたくない」という思いは変わらない。一生遊んで暮らせるお金をくれたら私はすぐに仕事を辞める心づもりだ。宝くじ買ったろかな。

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