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ゆるやかに、頼みます

久しぶりに都会に出たのだけど、都会は電車の乗り降りのスペースさえ効率的で驚く。矢印と枠が丁寧に描かれていて分かりやすい。これさえ守れればスムーズに生きていくことが出来ますよ、と提示されている。

ただ、このルールからはみ出てしまった瞬間を思うと怖い。描かれた枠や矢印は優しさであり、「これを書いてあるんだから、守れますよね?」という圧力でもある。ような気がする。はい、これは被害妄想です。

乗る人は脇に避けて、降りる人は真ん中から足元に気をつけつつ降りる。ただそれだけの事を表した印。この街の歩むスピードの速さを感じて思わず顔を顰めるけど、システマチックにすることで、人との関わりを極限まで減らすことには成功しているのかもしれない。私のような人間には助かるシステムでもある。
それでもやはり、息のしにくさは感じてしまう。この線からはみ出すな、という圧力の方が気になる。
気にしすぎだ。
ただ、自分の住んでいるところら辺の、消えかかったラインとか、これは一体何車両目なんだ?みたいな適当さとかに安心するのは確かだ。ここにいりゃとにかく乗れるっつーことね?みたいな。それが全然的外れだったら困るけど、外してる訳じゃないから困らないし。

そういうアバウトさでいたいし、それを寛容できる緩さがこの社会にあればなぁ〜と思ったりする。社会のことをほとんど知らないまま生きてるのに、何言ってるんでしょうかね〜〜〜。

今日も明日も休みなので、社会に不参加なまま4日過ごすことになる。明後日の仕事からいろんなことが緩くなってたりしないかな。浦島太郎みたいな感じで。



サムネイルは綺麗な花。そんなもの見りゃ分かりますね。ただ私もこの花の名前とかすべて忘れてしまったので……
花が綺麗ってこと以外に必要な情報なんてあるか?別に研究したり育てたりしてるわけじゃないし……花は綺麗だし、青い空にピンク色がめちゃくちゃ映えて綺麗だねって、それだけでいいだろ。なぁ?

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