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【インタビュー】インドの縫製工場での1日

前回、ご好評を頂いたインドでのものづくり記事。今年はもう少しディープな?お話シェアしたいと思います♡

まずはAkikoさんがインド滞在時の1日の過ごし方について教えてもらいました!
インドの工場での様子はとても興味深かったので、皆様にも楽しんでもらえたら嬉しいです。

(以下)
A:  Akikoさん
F: Fuyumi

お湯を確保するモーニングルーティーン

F:インド滞在中はどのようなスケジュールで過ごしているんですか?

A: 朝は7時くらいに起きて、シャワー浴びるんだけど…
   インド人は基本朝にシャワーなんだよね。

F: あ、そうなんですね!

A: シャワーで使うお湯を使うために、タンクの水を温めて使うので、実際のシャワーを浴びる時間よりも早起きしなきゃいけないんだよね。

F: なるほどなるほど。

A:ひとつの給湯器で2つのシャワーを使うので、誰かが使い始めたら
「あ!やばい!早く自分のお湯を確保!とられるー!」ってなるんですよ。笑

F:お湯の争奪戦がはじまる!笑

A: そうそう、なかなか朝からハード。笑

※ちなみに、Akikoさんの拠点、ジャイプールの冬は10度以下になるので、
冬にお湯が出ないと修行しているような寒さだそうです。

1日のはじまりはチャイ、夕方にはお祈りタイム

朝の支度をしたら、生産工場へ。
(Akikoさんは工場長のお家に下宿しています。「世話になりすぎだよね。」と笑うAkikoさんですが、ご家族にすっかり溶け込んでいるのが想像できます。)

A: 9時〜9時半ごろに工場に着いて、一番最初にチャイとビスケットが出てくるの。それを食べ終わったら1日がスタートする感じです。

なんともインドらしい朝の始まりです

そこから、日本との時差があるのでまずは日本のお客様からのメールをチェックします。
あとは、1日の始まりに工場をぐるーっと回って「今何作ってるかなー?」と見てみたり、
工場内の私のデスクで現地の布を使った新しいデザインを考えたり、出来上がったサンプルのチェックや商品の検品などをしています。

お昼は料理担当のスタッフが作ってくれたカレーを食べます。
昔はどこかのホテルのシェフだったそうで、めちゃめちゃ美味しい

※工場と工場のオフィスのスタッフにご飯とチャイを出す専門の人がいるそうです。お客さんが来たらお茶を出したり、スタッフのみんなのお昼ご飯と、夕方の軽食を1人で作っていると聞いてびっくり!

ある日のお昼ご飯。シルバーの食器がたまらないですね

A: 午後も仕事して…4時ごろにお祈りタイムがあるんです。 工場の玄関に小さい祭壇があって、お坊さんがくる。(毎日)

F: お祈りは全員するんですか?

A:うーん、 行きたい人だけ参加する感じかな。休み時間ではないんだよね。
 素敵だなって思う。わたしはヒンドゥー教ではないけど、その時間はわたしも1日の中で心を落ち着かせる時間にしています。

そのあとは19時ぐらいまで仕事して、※暗い飲み屋にいったりとか。

F: でました!暗い飲み屋!笑

※暗い飲み屋とは
この工場エリアにあるレクリエーションエリアがあり、食堂やイベントスペースの付いている行きつけのバー。近いし、値段もそんなに高くないので仕事終わりに工場長や残っているメンバーと乾杯する憩いの場。ただ、照明がとても暗い。
ちなみにAkikoさんはいつもビール、工場長はウィスキーを飲むそうですよ。

A: そこでちょろっと飲んで、家でご飯を食べます。
このルーティーンを繰り返しています。ずっと。あとは、たまに買い付けにいったりもしますね。

工場スタッフさんの一日も聞いてみました

※ここからはAkikoさんに教えていただいたことを私の言葉で書いていきます。

工場のスタッフは8時半スタートで夕方6時ごろまで働いているとのこと。
少し長く感じますが、休憩は昼休みとティータイムがあるので、
そう考えると日本と同じくらいですね。

工場までの送迎バスがあると聞いてびっくりしたのですが、このエリアは道路の状況があまり良くないので、女性は歩いて通勤するのは危ないそうです。


残業の日は夕方にサモサなどの軽食出ます。
(その軽食を配っている列にAkikoさんもこっそり並んで、もらっているそう。)
ちなみに、残業代もちゃんと出ます。

話を聞くと、働きやすそうな環境だなと純粋に思いました。


Akikoさん、インドにいる間はほとんど働いているそうです。

現地でしかできないお仕事をパワフルにこなしていてかっこいいなあ〜

毎日が楽しいとのことでお話を聞いているだけでワクワクしていましました。

次回は言語編〜!
テンション上がってしまい、色々聞かせて頂きました♡




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