【山歩き】年始の買い物紹介 その1 レインウェア編
こんにちは。術後の痛みが思ったより大変で、ここ一週間ずっとベッドの上で生活しているふうゆです。体力の衰えが心配…。
手術の話は↓
仮に痛くなくても、1カ月は山歩きできないことに変わりないので、この年始、今後に向けていろいろ買ったものを紹介します。全3回予定。もちろんどれも未使用なので、何を考え、期待して買ったか、という話になります。使用後レビューではない点、ご了承ください。
第1回目はレインウェアの話。
旧ウェアの問題点と新ウェアに求めたもの
性能
旧ウェアは、山歩きを始める際に、バックパックと一緒に買ったものでした。当時は上下それぞれ1万円近くすることに驚いたものです(今思えばそれは安い部類)。性能など知らず、おすすめされるがままに買っていました。
レインウェアなどに使われる防水素材には、「耐水圧(mm)」と「透湿性(g/m²・24hrs)」という指標があります。今回レインウェアを買い替えるにあたりいろいろ見比べましたが、どちらも数値として20,000を超えると良い部類で、最高峰だと50,000という数値が出てくる感じです。
改めて旧ウェアを見直してみると、裏面に直書きしてあったジャケットは耐水圧・透湿性ともに10,000、レインパンツは不明…。入門用としてはこれで良かったのだと思いますが、知識も増えてきたので、自分で納得できるものに買い替えようと思いました。
色
旧ウェアは上下とも黒でした。
しかし、レインウェアは基本的に雨や霧の日に使うもの。視認性という点でも、気分を高めるためにも、明るい色の方が良いと思いました。
サイズ
旧ウェアは、サイズ的にちょうどよいはずでした…少なくとも買ったとき(4月末)は。しかし、寒い時期に着る可能性を考えて試しにフリースの上からレインコートを着てみたところ、パツパツのキツキツでやってられないという感じに…。
これまで寒い時期は関東の晴れている低山にしか行かなかったので問題なかったのですが、今後のことも考えると、もっとゆとりあるサイズのレインコートにするべきだと思いました。
(あまり問題ではなかったけど)重さ
旧ウェアは、上下ともに約200gでした。僕は基本的にその週で一番晴れそうな日を狙っているので(そのための気象予報士の知識!)、レインウェアの出番はあまりない。そのため、なるべく軽量でコンパクトである方が好ましいです。
選ばれたのは、レイントレッカー(モンベル)でした
性能
このレイントレッカー、2021年秋冬にモデルチェンジした新作です。アウトレットで売られているレイントレッカーとは全く異なるのでご注意を。
旧・レイントレッカーは、モンベル独自の防水素材、「ドライテック®」を使用していました。対して現在のレイントレッカーは、「ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス(防水仕様)」を使用しています。
ゴアッテクスといえば防水素材の最高峰。一方で、「ゴアテックス インフィニアム ウインドストッパー」は、「ウインドストッパー」の名の通り、防水性能を捨てて透湿性を高めることで、ウィンドシェルへの最適化を目指した比較的新しい素材…という印象だったのですが、その「(防水仕様)」なんてものもあるのですね。
モンベルの商品紹介ページによれば、「耐水圧30,000mm以上、透湿性43,000g/m²・24hrs (JIS L-1099B-1法)(参考値)」とのことで、性能は申し分なしでしょう。
色
レイントレッカーのジャケットには、男性用ならば、黒以外に、青・黄色・緑があります。女性用ならば、灰色・ピンク・青があります。他の服の色も考えて、僕は青を選びました。
サイズ・重さ
1月某日、フリースではありませんが、ユニクロのウルトラライトダウンを着てお店に行き、着比べてみて、余裕をもって腕を動かせるサイズを選びました。その結果、ジャケットは軽量化ならず、むしろプラス約10g。
それでも、パンツの方がマイナス50gぐらいになったので、上下合わせて軽量化に成功しました。
バーサライトとの違い
ところで、モンベルにはバーサライトという超軽量レインウェアシリーズがあります。オンラインショップを見ると、レイントレッカーとほぼ同じ値段で、素材も同じ「ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス(防水仕様)」、それでいてジャケットで50gぐらい軽いというバケモノ商品です。僕もどちらにしようか迷いましたが、最終的にレイントレッカーの方を選びました。以下ではその主な違いを紹介します。
ジャケットのポケットの有無
レイントレッカーのジャケットにはポケットがありますが、バーサライトのジャケットにはありません。
多くのレインパンツにはポケットが無いですし、雨が降るとバックパックにもカバーをかぶせるので、すぐ取り出せる収納が無くなってしまいます。そのため、ジャケットにポケットがあると便利なのでは、と考えました。
パンツの裾を開くジッパーの有無
レイントレッカーのパンツには裾を開くジッパー(ボトムジッパー)がありますが、バーサライトのパンツにはありません。
ボトムジッパーがあることで、登山靴を履いたまま、レインパンツを容易に着脱できます。
というか、レインパンツなら必ずついていると思っていたのですが、そうでもないのですね。
質感の違い
個人的にはこれが一番大きかったですし、お店で実物を触るまで分かりませんでした。
バーサライトの生地は、さわると、ペリペリという高い音がしました。セロファンか!という感じ、本当に薄いフィルムでできている!という感じです(うまく言えない)。
一方で、レイントレッカーの生地は、もっと滑らかな、柔らかい感じです。ゴアテックスの厚い生地のゴワゴワした感じでもなく、バーサライトのペリペリした感じでもなく…(うまく言えない)。
商品ページを見ると、どちらもメイン素材が「ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス(防水仕様)」なのは変わりませんが、その横に書いてある「表:10デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ」(バーサライト)、「表:20デニール・ナイロン・リップストップ」(レイントレッカー)の違いが出ているのではないかと思います。
ということで、今回はレイントレッカーの上下を購入しました。晴れて着ずに済むのが一番ですが、いろいろ調べて買うのも面白いので、良い買い物ができたと思います。
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