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デンマークのクリスマスでは、手を繋いで家中を歌いながら走り回る ①

2023年、デンマーク・オーフスで1年間、交換留学をしていたFuyuです。クリスマスがいよいよ近づいてきて、そういえば去年は夢のようなクリスマスを過ごしたなと思い出し、これはまだ記憶の浅いうちに文章に残しておかねば!と一念発起し、1年越しにクリスマス in デンマークを振り返ります。

事の発端は、、

去年12月、デンマーク人8人と寮生活をともにしていた私は、毎週日曜日のディナーの場で、クリスマス当日の予定を聞かれる。ただ特に予定はなく、美味しいご飯でも作ろっかなと軽く考えていたので、「まだ特に予定はnej ないよ」と答えたところ、「oh NO! Fuyu…」と、みんなから同情の目が、、(笑)
デンマークではクリスマスは1年における一大イベント。日本のお正月のように、みんなが帰省し家族とゆっくり時間を過ごす時です。ドームメイトたちも20日頃から続々と帰省に出ていくようで、寮でクリぼっちになる私をみんな心配してくれたようでした。(泣) 
正直私は1人でクリスマス堪能するかー!と特に気にしてなかったのですが、なんと後日、ドームメイトの1人、Matilda が彼女の実家のクリスマスパーティーに招待してくれることに!

バスに揺られ… あたたかすぎるファミリーとご対面

Matilda ファミリーのお家は、オーフスからバスで約1時間、Møls というところにありました。先に帰省していたMatilda が車で迎えにきてくれ、Møls にある自然公園に案内してくれました!

Møls National Park, 歴史の長い、手つかずの荒野が広がっていました

その後はついにMatilda's family とご対面!ソファで編み物をしていたMatilda's Mother と、愉快なFather が出迎えてくれました。お姉さんのSusanne と お兄さんのKasper もウェルカム!と、とても温かく受け入れてくれて、緊張が少し和らぎました。
ディナーまでの間は、ワイン片手にみんなとゆっくりおしゃべり。Kasperは同僚に日本人が多くいることから日本のことにたくさん興味を持ってくれて、食べ物や文化、シバ犬を買うことが夢であることなどを話してくれました。ファミリーみんなが優しさに溢れていて、初めてお邪魔する家だと思えないくらい、リラックスすることができました。

素敵すぎるおうち
可愛い馬を2匹飼っていました<3


クリスマスディナー

そしてついにクリスマスディナー。メニューはデンマークでは定番のポークにじゃがいも、赤いキャベツなどが並びました!これが素朴な見た目以上にとっっても美味しく、お腹いっぱい食べました。
ディナー中は、「日本のクリスマスはどうなの?」とか、「日本では電車がすごく正確に来るよね」とか、当時はサッカーW杯も盛り上がっていたので、「客席のゴミ拾いをする日本のサポーターはすごいね!」などの話もしてくれました。気づけば話は政治の話題に移っていて、なかなか深い議論がクリスマスディナーを介して繰り広げられており、「家族で政治に関して熱く語れるなんて、さすが超民主主義国だ、、」と私は密かに感心。

そしてデンマークでは恒例の、リスアラマン

ディナーが終わると、Risalamande リスアラマンという、クリスマス定番のデザートが登場。ミルク粥にベリーのソースがかかったものだったのですが、どうやらこれ、中にアーモンドが一つだけ入っており、それを当てた人はプレゼントを貰えるという、デンマークリスマスと恒例イベントでした。
ミルクとお米という、中々カオスな組み合わせですが、これが思いの外美味しく、たくさん入ったナッツの食感がやみつきになりました。
「誰がアーモンドを当てたんだ、、?」とみんなそれぞれの顔色を疑って、まじまじと見つめ合い、誰が当てたかを予想します。
今回は見事 Matilda がアーモンドを獲得し、なんとワインのプレゼントをもらっていました(おしゃれ!笑)

これがそのRisalamande

次回では、プレゼント交換と、クリスマスツリー点灯式に関して続きを書きたいと思います。ここまで読んでくださり、ありがとうございました<3

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