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宅建試験3ヶ月チャレンジ(11/21無事合格)でやったこと

宅地建物取引士試験を先週受けてきました。
興味はありつつもこれまで勉強をしてこなかった宅建を今年の6月後半ぐらいから受験を検討始め、本格的に7月ごろから独学で勉強してきました。
今回の合格基準点37点に対して、38点だったので多分合格だったんじゃないかなと思います。(マークミスさえなければ。→11/21無事合格してました。よかった)
初めての宅建をしかも独学で結構苦労したので、何かの参考になればと思い色々と思いの丈を書きたいと思います。


これまでの試験経験

これまで会計関連に資格、税法などは散々受けてきました。
大学は浪人して早慶上智以上に入ってます。
浪人したことからもわかるように、特段、要領の良いタイプではないです。
ちなみに会計士試験は20代前半で挫折、税理士試験も会計2科目と法人税でドロップアウトしてます。(そのうち2つ受けようかなと今はぶん投げてます。)

一番最初にやったこと

宅建の科目も試験時間も試験方法も何もかもわからなかったので、まずはネットで調べた過去問をやってみました。
もちろん全くわからないので、問題を見て、ちょっと考えて、すぐ回答を見るっていうのをやりました。

ここで一回過去問をやったことで、噂に聞いていた宅建の難易度(簡単な試験と聞いていたので、問題も簡単だと思っていた)について結構難しいな、と認識を改めました。
ちなみに過去問をまとめて解いたのはこの一回だけでした。

テキスト選び

実は2冊か3冊教科書と問題集を買ったのですが、色々試した結果自分に合わないと思ったテキスト、問題集はほぼ手をつけませんでした。
自分が使ったのは、ナツメ出版の「2023年版 史上最強の宅建士問題集」です。

こちらは問題集だけ買って、テキストは買わなかったです。
でかい本屋に行って、宅建コーナーの問題集を色々見て良さそうだなーと思い選んでいます。
教材を選ぶにあたっては下記を考慮しました。

  1. なるべく分厚い教材を選ぶ

  2. フォントがデカくて丸くて読みやすいものを選ぶ

  3. 問題と回答が一緒になっているもの

  4. 問題集をベースに勉強がしたいので、解説が厚いもの

  5. おまけ

1については、一冊の問題集を試験直前まで何度も繰り返し繰り返し解くことを想定し、これだけしっかりやりこめば大丈夫、と言えるような分厚い教材を選びました。表紙のカバー率97%の記載を見て、これだけ解いておけば本番で見たことがない問題にあたっても落ち着いて回答できそうだなと思いこちらを選んでます。
2については、完全に好みです。ただ、今回宅建の本番を受けた際、フォントが問題集と全然違ったので、最初やりずらかったです。本番意識してフォントが近いものを選ぶのもアリだなと思いました。
3は問題集をやりこむことを想定していたので、回答が別冊になっていたり、ページを捲らなければいけないものは避けました。なので自然と一問一答形式のものにしました。
4は教科書を読むと眠くなる&頭に入っているようで全く入っていない、となることが想定されたので、問題を解いて、不明点を調べて勉強しようと思い、問題集に全ての情報が入っているようなものを選びました。
5はおまけですが、暗記シートがついていたので、こちらを選んでいます。結果的には問題に乗っていない細かい論点が学べてよかったと思います。

6月半ば、7月

テキスト選びについて色々書きましたが、実はこちらのテキストを選ぶにあたってトライアンドエラーを勉強開始後の1ヶ月で繰り返しました。
最初はyoutubeの宮崎塾というものがいいと友人から聞き、そちらのテキストと動画を視聴しました。
ただ自分には全然あってなかったです。
理解が全く進まず、時間の無駄だったなと思います。
この方法だと難しいな、と気がついたのはスマホのアプリの宅建過去問の権利関係を解いてみて、自分の理解と回答が全く違ったさいに思いました。

確か、市街化調整区域では特別用途地域を設定できない、とか特定用途制限地域を設定できないとかそんな感じの問題で、先ほどのyoutubeの動画を見ても全く理解できていないと気がついた時に秒速でチャンネル登録解除しました。笑
そこから勉強方法を改めて、問題演習中心に切り替えました。

8月

この辺りで先ほどの問題集へ勉強方法を切り替え、イチからやり直しました。8月はひたすら問題集を繰り返し解いてました。
範囲はこの問題集以外にやらないと決めていたので、問題を解いて、解説を読んで、理解できないことはネットで調べるということを繰り返していました。
自分は教科書を読むことが嫌いなので(眠くなる)、知識を断片的にネットで調べて覚えたことはツイッターで呟く、紙にメモしてiphoneで撮影して通勤中とかに見るということを繰り返してました。

あとこの段階で数字関係の正誤がどうしても覚えられなかった+試験本番で数字のひっかけで落ちたらめちゃくちゃ悔しいと思い、英単語を覚えるときに使う、パラパラめくる暗記カードに数字の問題だけ記載して繰り返し解いてました。(100均とかで2つ100円で売ってます)
例えば、「営業保証金の不足時はいつまでに供託する」→「2週間で供託、2週間で供託した旨の通知」みたいな感じでした。
この時意識してたのは、本番が50問×選択肢4なので、大体200問。それを2時間なので、1問30秒前後で回答を出す必要がある。
これ意識して30秒ごとに音がなるポドローモタイマー使いながら集中して問題を解いてました。これ結構ハードです。

この時点で問題集丸暗記になっていたので、問題集は解けるのですが、頭の中で体系的に整理できておらず、たまに紙に知識をまとめて書いてみたり、してました。
ただ正直、教科書メインで勉強していない(というかそんな時間ない)ので、当たり前の知識が抜けていないかめちゃくちゃ不安でした。(例えば、免許の移転と免許の更新が同じ言葉だと思っていて、移転の内容を理解するのにネットで調べまくってたりしてました。)
ここは正直あまり効率が良くなかったかも知れません。
特に都市計画法は理解が進んでおらず、結構まずいなーとその時は試行錯誤してました。

9月

都市計画法の理解が進んでおらずまずいなーと思っていたところふとyoutubeで発見したこちらの動画を見て、激震が走りました。

先ほどの宮崎塾が全然自分に合っていなかったのでyoutubeを使った学習は避けていたのですが、そこが失敗でした。
やっぱり授業が面白い人に教えられると、勉強は面白いと再認識しました。
これまで丸暗記していたことや、自分で調べて記憶していたことが棚田行政書士の話を聞くとスッと腑に落ちるじゃないですか。笑
ここからは面白くてこの人の動画を一日3時間ぐらい見続けてました。笑
ただしめちゃくちゃ集中してましたし、このレベルで出される問題は7、8割は溶けてました。
また紙ベースで解いていた問題に対して、音声ベースなので、また違った刺激で勉強のマンネリ化防止になった気がします。

youtubeの閲覧履歴を見たのですが、こちらの動画を見たのが9月21日でした。(ここからよく試験本番まで行けたな。)
もっと早めに棚田行政書士に出会えていれば、独学で理解に苦労した時間が結構あったので、もっとイージーだったなと思っています。
あと、他の受験生の質問を紹介しているのですが、それぐらい自分で調べろよ笑、みたいな質問をしている人がいて、結構受験生のレベル低いな、と自分の位置を少し認識できました。
ただし、演習が足りていない&独学で知識に穴がある、と思っていたので、慢心とかは全くしてなかったです。このままで受かるとは全く思ってなかったです。

10月

試験1週間ぐらいまでyoutube中心で勉強してました。
また1週間前で初めて5問免除に取り掛かりました。
基本は先述の問題集を解いて、あとはyoutubeで勉強しました。
試験のこり1週間で、youtubeなどの外部の情報は一切シャットダウンして、問題集を一回転、暗記を一回転、基礎の見落としがないか再確認をしてました。
時間がなさすぎて、金曜日は休みをとって、試験直前まで睡眠時間10時間ぐらいでずーっと問題を解いたり暗記したり、知識を整理したりを繰り返してました。
とにかく最後は暗記勝負だと思っていたのと、凡ミスはしたくないので、問題集を念入りにやってました。
試験当日もタクシーを呼んで試験会場までずっと数字の暗記カードをパラパラやってました。
眠くなるので、当日はプロテインとユンケル以外取らず、トイレにも行きたくなかったので、水も11時以降は取りませんでした。

試験本番

これは僕だけかもしれませんが、腕時計を持っていないので、置き時計を持っていきました。
直前に電池も新しいものに入れ替える気の入れようで持って行ったわけですが、試験本番で置き時計禁止と試験管に言われました。笑
しかも試験開始後。先に言ってくれよ。笑
試験管にお願いし、30分おきに時間を教えてもらうようにしてもらいましたが、50問2時間で解くのは初めてだったこともあり、相当脳みそフル回転で問題を解いてました。

問題は、法令->税法->業法->5問免除->権利、と進めました。
迷った問題はどんどん飛ばして、5問免除まで終わった時点で大体1時間ちょい、権利は全然わかんない問題は飛ばして終わらせて、100分ほどだったと思います。
迷ったりよく分からなくて戻ってきた問題が、大体10問ぐらいだったと思います。
そこから迷った問題を潰して行って、最後にマークミスがないか確認している最中で試験が終わりました。(最後時計がなかったのがツラい)
マークミスがないかはすごく心配しています。

自己採点

権利8、法令8(満点)、税法3(満点)、業法16、免除3点で38点でした。
(最後時間がなくマークミスがなかったことを祈るのみ)
業法は凡ミスがあったので、18点は取れました。
権利は睡眠不足のせいなのか、問題解いている最中に気が遠くなるぐらい意味不明な問題もありました。笑
今年の問題が簡単だったとネットで見て、マジかwめちゃむずいやん、というのが自分の感想です。
もうやりたくないですね笑

意図的にやらなかったこと

模擬試験を受ける、過去問を通して解いてみる、ということは一切やりませんでした。
時間があればやってもいいですが、2時間それに使うぐらいなら棚田行政書士の動画を見るか、暗記をやった方がタイパいいと思います。
なぜなら全く同じ問題は2度と出ないからです。

あとは、教科書も読みませんでした。
宅建は受験生も多く、ネットで調べたり、動画を見たらいくらでも教材はあるからです。(これから勉強始めて来年受けるマン管は教材なさそうなので流石にテキスト買いますが。)

まとめ

最初に書きましたが、自分はあまり要領のいい方ではないので、とにかくトライアンドエラーを繰り返してました。
ちょっとやってみて、これハズレっぽいな、と思ったらすぐ切り替える、思いついたらすぐやってみる、というのが大事だと思います。

あと、資格試験は最後は暗記で、人が嫌がることをやることが大事だと思います。
ただひたすら問題集を解くのは脳死でもできるので、いかに問題を解きながらその周辺知識を口で説明するかとか、紙に知識を書き出すとか、そういうことを繰り返してました。

メンタル面では、最後は自分を信じて、邪魔な情報は一切入ってこないようにすることも大事だと思います。
youtubeは意図的に最後は見ないようにしてました。

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