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2024/1/2

新年なので、ブログを始めようと思う。

今日はアルバイト。
ここ数ヶ月、就活との兼ね合いもあってシフトを著しく減らしていたから一回一回が久しぶりだ。その時々の業務連絡も迷惑客も一期一会。去年まではかなりの頻度で出勤していたが、離れてみて思うのは、そのくらいのペースが丁度いいということ。そして、ネットカフェは汚くてヤバい場所だ。アンダーグラウンドは此処にあったのか。


そんな話はまたの機会にしたい。今日書いておきたかったのはそんなことじゃない。後輩の成長についてである。と書いて、たかがバイトで人のことを"後輩"なんて呼べるほど偉いのか?と思うが、彼が私を「先輩」と呼ぶので、こちらもそう表すのが礼儀だ。


彼は4月頃に入ったが、仕事を覚えるのがあまり早い方ではなく、7月頃まで悪い意味で話題に上がる人物だった。3フロアにわたるネカフェで求められるのはマルチタスク。効率最重視の中で、マイペースな人間はどうしても置いていかれてしまう。とはいえ大抵の人は一二ヶ月でペースを覚える。私のアルバイト先は非常駐のエリアリーダー以外全員がバイトだが、あまり勤務態度が問題に上がる人はいなかった。そんな中で、異端ともいうべきマイペースさが彼の特徴であり、皆の悩みの種でもあった。


そんな彼だが、今日久しぶりにシフトが被ったと思ったら、なんだか見違えるようであった。
自分の仕事を終わらせると、頼まれたルーチン外の業務をしている私に代わり、私のいる2Fの定時業務まで引き受けてくれた。それが終わると、次は何をしたらいいですか?とすぐに訊いてくる。
もともと素直だとは思っていたが、仕事に慣れるにあたり、悪い部分がなくなって良い部分が目立つようになったのが素晴らしい。
疲れると露骨に態度に出たり、カラオケの部屋で座り込んだり、これまでは悪い意味でその素直さが発揮されていた。
しかし、人より遅いが、確実に業務に慣れてきた彼は、マメに働く人材へと成長していた!


特に私が評価したいのは、次は何をしたらいいですか?と人に聞ける姿勢だ。
私は"指示待ち"タイプなので、こうしたところは見習わなければならない。と同時に、かつてのダメダメだった彼に自分を重ねた。


私もなかなかどうして、タスクを覚えるのが遅い方である。
人から習って「わかった?」と言われたことに対し、その場ではわかったつもりでも、これが実際わかっていない。9月に始めた長期インターンでは、自分のその側面を思い知らされた。一通り説明を受けた後に、「何かわからなかったところはありますか?」と問われてもその場で疑問に思うことは無い。というか、多分まだ情報処理の段階なのだろう。あとになって有り得ないところで失敗して、変な奴を雇ってしまったな、と思われてそうで落ち込んだ。でも、自分にそういったところがあると再認識できたのは学びであった。その日はフレッシュネスバーガーのトマトがやけに酸っぱかったものだ。


彼も私と同じく、平均よりは情報処理的な何かのスピードが遅いのかもしれない。けれど、これは私の強みでもあるが、そうした人は大概覚えたことに関して人より丁寧だ。1度したミスは2度はしない。代わりに1度目は有り得ないようなミスでもしてしまう。そんなところである。


私はもう3年近くネカフェ野郎をしているが、1年目は確かにそんなもんだった。
私の場合、6月から夏にかけて沢山シフトに出たら、一気に覚えられたというだけのことだ。


だから彼にも自信をつけてもらいたくて、自信を持たせたくて、否、自然とありがとうと言った。


私の長期インターンの方も、慣れるまでもうすこし頑張っていきたい。

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