本を読むことはホームポジションにもどること
おはようございます。
今日は私にとって大切な時間と感じている、本を読むことについて書いてみたいと思います。
1番最近購入した本は大好きな小川奈緒さんの「家が好きで」です。
基本的に、大切なハードカバーの本は家でゆっくりしたい時間に読むようにしています。
1人で出かける時に必ず持ち歩くのは小さな文庫本。カバンに入れて持ち歩くと少しくたびれてしまう気がして、カバーをつけたり、文庫本サイズのポーチに入れたりしています。
読み切った!という状態になるくらい読んだ感が出た本を家に置いて、また引っ張り出して読むのも好きだし、一度読んだらもう大丈夫と思った本は、次の方にお譲りします。その場合は綺麗な状態に越したことはないので1度目はなるだけ丁寧に読みたいものです。
図書館もよく利用します。インスタなどで気になった本を予約したり、話題の本を予約したり。読んでみて、もっとゆっくり読みたいと思ったら購入します。
ゴールデンウィークはBOOKOFFのセールが恒例ですよね。この機会に読んでみたかった本をお迎えしたり、お買い得の中から宝探し気分で本を探してみたり。
家族であっても人を待たせるのが最近異常に気になってしまうので、なるだけお店には1人で足を運んで集中して選んでいます。
書店ではもっぱら店員さんのおすすめコーナーをみるのが好きです。本好きさんが選ぶ本が気になって仕方ないですが、書店ではなるべく衝動買いはしないように心がけています。
私にとって本は、自分ではない人生を体験したり、行ったことのない世界に行ってみることができる擬似体験の世界でもあって、そこにいながら、数分間別の世界に没頭できる時間でもあります。
1人歩いていても、頭の中はついつい今日の夕飯のことや家族のこと、これから向かう仕事のことを占めてしまいがちですが、そんなときに乗る地下鉄では本を無理にでも開くようにしています。この数分が私にとってのリフレッシュで切り替えの時間です。
また、経験したこともないような苦難に遭遇した時、これは困った、どうしたらいいんだろう。自分にできることは何だろう。
そんな壁にぶつかったり、嵐に巻き込まれそうになると、大抵のことは先に体験している人がいて、そういう本がある。
そう思えたら、あとは気がむくままに会いたい人に会って話したり、今の私を助けてくれる本を探しにいきます。
図書館で気になる本をどんどん開いて、心に引っ掛かる本を借りていく。そうすると、その作家さんの他の作品に辿り着いたり、他の作家さんの本が紹介されていたり。
そうやって、また擬似体験をしたり、情報を集めて自分の中の問題にも怖がらずに向き合えるようになってくるのです。
子育てから病気、時には家族やパートナーとの揉め事、友人のピンチや親戚とのモヤッとした出来事、また行ってみたい所への旅だって、いつもの場所であらゆる体験をして、いつでもまた戻ってこられる。
自分で自分のことがよくわからなくなったり、何が正しいことなのかわからなくなるとき、一旦自分をホームポジションに戻してくれるのが私にとっては今は本だと感じています。
学生時代、バドミントンをしていて、基本はコートの真ん中のホームポジションにいて、そこからいかに素早く動き出して、素早く戻るかが大切なのですが、自分の心の真ん中、基本を忘れていたら、ホームポジションに戻ろうという事を仲間とずっと言い合っていました。間違った道に進もうとしていたら、ホームポジションに戻ってって言ってね、と。
今はもう仲間がすぐそこでみてくれていなくても、ホームポジションに戻っていけるように私を助けてくれるのが本という存在なのかもしれません。
今日も読んでいただいてありがとうございました。おすすめ本、教えていただけたら嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?