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第26回unity1week「ふる」 振り返り


概要

6/19~6/25の間に行われたUnity1週間ゲームジャム「unity1week」に参加しました。今回で2回目の参加になります。

今回はなんとイラスト担当の方と2人チーム体制で制作しました。

お題は「ふる」。2人で考えた結果「わっふる」に「ふるーつ」を「ふる」に乗せるゲームを作ることに決定しました(要素モリモリ)。

結果、総合順位でTOP50入りを果たすことができました!

以下、チームを組むに至った経緯や制作中のアレコレなどについて書いていこうと思います。

チーム結成

始めに、チームを組んだきっかけはこちら↓の企画によるものです。

いつものようにボーっとTwitterを眺めていたところ、何やら「unity1weekでイラストレーターさんと一緒にゲームを制作できる企画が本格的にスタートしたらしい」という噂を聞きつけまして、これは参加するしかない!と勢いで飛び込んでいきました。

前回の第25回unity1weekで投稿されていたunity1week Team-Up!!の作品のクオリティが高かったこともあり、期待半分不安半分でドキドキしながら参加しましたが、結果めちゃくちゃ楽しかったです。

というか、企画が始まってまだ1回目なのに30チーム結成されてるのは何…?
チームによってはイラスト担当・プログラム担当だけでなく、サウンド担当も入れての本格チーム活動してるところもあって驚きました。

unity1week Team-Up!!の詳細については、上記の記事を読んでいただくのが一番手っ取り早いと思います。

私から言えるのは、unity1week Team-Up!!はいいぞということだけですね。「自分のキャラクターが動いているところが見たい!」というイラストレータの方や「可愛いかっこいいイラストでゲームが作りたい!」というプログラマの方は是非参加してみてください。なんと今ならプログラマの参加資格は「過去に一度でもunity1weekに参加している」ことだけ!お気軽ですね~

とはいえ、「自分から積極的に動かないとチームが組めない可能性がある」と参加時点で聞いていたので、続々と参加している素敵なイラストレータの方々から誰にお声がけしようかチラチラ見ていたところ…

めちゃくちゃ好みな絵柄の方がいました。nɐɹさんです。しかもTwitterを拝見したところ、Live2Dや3Dモデリング、ドット絵等々色々な表現方法に挑戦されていて、尊敬とともに「この人と一緒にゲームを作りたい!」という思いが湧き出ました。

そんなこんなでお誘いしたところ、快諾してもらい共同制作することに決まりました(感謝!)。

チームを組んだのは5/20、なんと開催1ヶ月前…やる気がすごい!!
見返してみたら企画サーバーに入って一日以内にチーム結成してました。

開催1ヶ月前に何チームも出来上がってて、企画の盛り上がりと熱意を感じてモチベーションが上がった記憶があります…

開催より先に提出用のゲームを作り始める、というのはルール上アウトなので、お互いの好みや趣味嗜好を把握したりこういう雰囲気のゲームが作りたいね~と話し合ったりしながら親睦を深め、開催まで過ごしました。
(この時に出たアイデアを結局本番で使わなかったので、どこかで実現させたいな、と思ったり…)

制作開始

「ふる」のお題発表後、すぐにチャットで案出しを始めました。雨が降る、人を振る、FULL、フルーツ、…ワッフル…

フルーツ…ワッフル…?

という訳で話し合った結果、注文に合わせてワッフルにトッピングのフルーツを乗せて提供するゲームに決まりました!

また、nɐɹさんから生まれた分身…?のらうちゃんが触手の生物とのことなので、背中から触手を生やしてトッピングを乗せてもらうことにしました!

一日目終了時点での進捗はこんな感じ。

私が適当に作った仮素材で構成された画面

うーん、絶望的!改めて、グラフィックの力の偉大さを思い知りました。

ちなみにこの時点でゲームシステムはほとんど完成しており、左上の注文と同じようにトッピングをクリックしたら真ん中のワッフルにトッピングが乗り、最後に真ん中のワッフルを押して提供、というところまでできていました。

もうちょっと新しいシステムを詰めても良かったかもな~と思いつつ、今回はモーションにこだわりたかったのと、個人制作ではないので1週間で全部終わらせる!と決めていたこともあり、冒険しすぎない程度に収めました。

こだわりポイントとして、毎回一つは新技術を入れたい、と思っているので、今回はDIライブラリである「VContainer」を導入してみました。
中々難しかったですが、MVPパターンを学んでいたこともあって基本的な動作自体はなんとか理解することができ、無事組み込めました。

あとはunityroomのサイト内で表示できるランキング機能が実装されたということで、こちらも試してみました。5秒で組み込めました。簡単ですね。naichiさんに感謝。

今制作で注目すべきは何と言ってもnɐɹさんの作業の速さです。4日後の6/22夜にはらうちゃん(メインキャラクター)以外の全ての素材ができ、そこから2日でLive2Dで動くらうちゃんを作り上げ、ほとんど素材待ちの時間がありませんでした…オソロシヤ

それと、今回初めてゲーム内にLive2Dを組み込むことになり、何かしらトラブルが起きそうだな~と思ってたんですが杞憂でした。

Live2D CubismからUnity PackageをダウンロードしUnityにインポート、その後nɐɹさんからモーション諸々が入ったファイルをもらいAssetに追加します。するとなんと、勝手にAnimationやらPrefabやらが生成されます!!

あとはAnimatorを設定したAnimationをアタッチしたPrefabをシーン内に設置し、再生ボタンを押すだけです。動きます。簡単ですね。

という感じで、なんと何事もなくゲームが完成してしまいました。
やったぁ。

完成したゲーム

nɐɹさんの神業で宣伝動画も作っていただきました。すごい!!!!!

これは余談ですが、元々このゲームはマウス入力のみの対応でした。が、たまたま手が空いてたのと、キーボード入力があった方がスコアアタック盛り上がるんじゃね?と思ったので公開1時間前にキーボード対応しました。結果としてより多くの方々に遊んでいただけることになったので、ねじ込んでよかったです。

結果

総合順位(左)と部門別評価(右)

最終的な結果ですが、総合順位は執筆時点(7/12)で全375作品中の37位!

部門別評価では

  • 楽しさ:25位

  • 絵作り:7位

  • 雰囲気:48位

と、3部門でランクインを果たすことができました!

お互いほぼ初心者だったこともあり、ランキング入りを目指す、というよりも各々が満足できるゲームを作ろうと言っていたのですが、いざ順位が出ると嬉しい!!

特に絵作りで好成績を出せたことで、nɐɹさんのイラストの魅力を損なわせずに表現できた~という安心感がありましたね…ヨカッタ

絵作り部門でランクインするのはまあ間違いないだろ…と思っていたものの、総合TOP50入りは想像していなかったのでとても嬉しかったです!

初めてのチーム制作でもここまでできるんだ、という自信にも繋がりました。

まとめ

個人的に、今回のunity1weekは大大大満足でした。今までで一番楽しかったです。過去1回しか出てませんけど。

初めてのことも多く、ちょこちょこ「こうした方がいいんじゃない?」みたいな意見も出させていただきましたが、快く受け取り、瞬速で対応してくださったnɐɹさんには頭が上がりません。

制作中も気軽に話せる雰囲気で、お互いに意見を出しつつブラッシュアップしていったりと、心から楽しみながらゲーム制作を行うことができました。

始まる前はデスマーチ覚悟だったんですが、お互いしっかり睡眠を取れたみたいで良かったです。本当に。

それと、今回このようにチームで制作することができる機会を与えてくださったunity1week Team-Up!!運営のMetaFormingProさん、湊あおいさん、本当にありがとうございます。

ゲーム制作する時、ここでこのイラストが欲しいな~と思っても外部に発注をかけるのって中々ハードルが高いので、このような企画は素晴らしいと思います。

あと、期間中に他のチームの活動が見れるのも大変良い刺激になりました。あそこのチームめっちゃ進んでるやべぇ!って焦りもありましたが、そのおかげで最後までクオリティにこだわることができたし、色々な進め方が見れて大変勉強になりました。

unity1week以外での制作の機会も生まれましたし。加入してからまだ日は浅いものの、unity1week Team-Up!!から得られたものは既に大きいです。

また次回以降も参加したいですね。
次にスコアアタック系のゲームを制作する場合はゲーム内リトライにも対応しようと思います。大事。

つい熱が入り長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。

最後にゲームのリンクを貼っておくので、是非遊んでみてください。

おまけ

都合により実装できなかったらうちゃんのガーン顔をここに供養させていただきます…間違った料理を提供した時に現れるはずだった顔です。可愛いですね。

それと、最初の案では触手が2本でした。これもこれでせっせと触手を動かすらうちゃんが可愛かったです。

料理の提供に失敗したらうちゃん

あとは、nɐɹさんの粋な計らいで私がゲーム内に登場してます。上の画像見たらすぐ見つかる気もしますが、ぜひとも探してみてください!

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