ふわふわぬくぬく

とりとめのない日常のあれこれ。

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人がいなくなるということ

去年の夏に父が亡くなった。 その時に書いたものが下書きに残っていました。 夏のはじめに父が死んだ。 目が覚めたら泣いている、泣いていることに気づいて目が覚める、そんな夏だった。 そもそものことの発端は、7年前に遡る。 暑い熱帯夜の夜に、父の呼吸がおかしいと母が救急車を呼んだ。 その日から父は半身不随で脳にも障害が残った。 それから、父のことを考えない日はなかった。 父が倒れたのは自分の行いが悪いせいだと思った。そうとしか思えなかった。 今まで自分がどう立ち居振舞っていた

    • どうやら父がもうすぐ死ぬらしい

      2月の終わり、母は医者にそんなことを言われたらしい。 実際はもう少しオブラートに包まれていたが、わかりやすく言うとこうだ。 理由はがんだ。 正直父が亡くなるなんて実感がない。 ただ、宣告されてからそれを考えない日がない。毎日ひとりになると、いや正直仕事をしながらも考えてしまう。そして泣いてしまう。 妙に気をつかうようにもなった。わたしかわいそうな人になっていないかな。心配して欲しそうにしてないかな。ていうかばれてないかな。みたいな。 でも父の死がなんでもないようにするの

    人がいなくなるということ