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山焼きのお手伝いをさせてもらったお話

細野高原と山焼き


稲取にはため息が出るくらい、美しい場所がたくさんあります。
その中でも特にに好きで、季節を通じて何度も訪れている場所があります。
それが今回山焼きの舞台となる細野高原です

つい、ぼんやり

住んでいる場所からも近くにあり、車で15分で行ける。
東京ドームが26個入る広さがあり、見渡す限りひろい草原が広がっています。

細野高原に来るまで知らなかったのですがこの、「草原」を有ためには
山に火入れをする必要があるらしい。
火入れをしないと、低木が成長していき、森林化してしまうらしい。

日本国内で見ても、毎年火入れをしている草原は珍しいんだとか…
火入れが必要であるために、地球を見ても草原の面積は減っているらしい。

細野高原では、江戸時代から毎年山焼きが行われており、そのおかげでススキの草原が維持されています。


こんなに広い場所に来たら、つい寝転びたくなっちゃいますよね〜


山焼きのお手伝い

今回、山焼き本番(本焼き)の前工程である防火線焼きのお手伝いをさせてもらいました!
山を焼くときにも、狙った場所以外に燃え広がってしまわないように工夫がされています。それが、今回の防火線焼きです。  

この防火線で山をぐるっと囲みます


( 詳しくはこちらをご覧ください)

町民の方が100名程度参加し、それぞれの地区・チームに分かれて担当するエリアの防火線を焼いていきます。
これがなんと想像以上の重労働でした…
火消し用の水が2~4Lが入ったリュックサックを背負いながら、山の斜面にのぼり草をかき分け、火をつけたり消したりしていきます。

風向き、風の強さ、隣接する植物の生え方など考慮しながら火の強さを調整していきます。

リュックには火消し用の水、自分の飲み水、タオルや食べ物を入れて持ち歩きます


こんな斜面も焼きます


参加者の方々

今回100名ほどが参加されており、平均年齢は60~70歳くらいのおじさま方でした。毎年やっているのは大変ですね…と声を掛けると「この山焼きがあるから細野高原は草原なんだよ。山焼きは今日よりもっとかっこいいぞ〜〜〜!」と笑顔で答えてくださいました。
若い人たちにもぜひ参加してほしい、細野高原をも守っていってほしいそんな気持ちを感じました。

左の方が持っている枝は「火消し用の枝」です。燃え広がりそうになったらこの枝で叩いて消しますw
山においてきてもいいよう、自然にかえるものを使うようにしています。
ちょっと煙が出ているところは山焼き中


大好きな細野高原がこんなふうに守られているなんてまた一つ、見え方が変わったなあ。

今回、長い歴史で初めて「女性がはじめて山焼きに参加した」そうです。(わーい!!)
だいぶ体力は必要な気がしますが、面白いおじさまがたのおかげで楽しく作業できました☺️

全身筋肉痛になりますw


今回のように少しずつ、外に開かれていくこととってもありがたい流れだなと思っており
稲取Lovers、細野高原Loversたちで「関係人口的な守り方」ができたらいいなと思っています〜〜

メラメラ🔥


今回の記事はせっかくの経験の備忘録と
山焼きしている皆様へのリスペクトを込めて…



大好きな細野高原風の一枚で〆


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