人間の性癖はどこから歪む
からのです。
突然ですが、あなたの「性癖」ってなんですか。
私はわりと被虐願望があるのと、
声がいい人の絶叫とか怒鳴り声で興奮します。
声優オタクだし。
普段冷静な人が激昂したり、なにか心揺さぶられるような衝撃を受けたときの狼狽というか、正気を失ったような瞬間が好きです。
まあ、演技とか創作物に限りますけど。
だってリアルで怒鳴られたら怖いもん。
ところで、
全く話は変わりませんが、人の性癖ってどこで決まるのでしょうか。
私の場合は
たぶん江戸川乱歩の影響だろうな、と思う。
かの有名な「人間椅子」。
なめした皮を一枚隔てて触れ合う体温の描写がキモい。
まあキモい。本当にキモい。
江戸川乱歩の書く文章はどこか生々しい。
別にそういうシーンじゃなくても。
初めて江戸川乱歩を読んだのは確か小学3年生。
少年探偵団シリーズの「電人M」だったかも。
表紙がもうアレだよね。子供に読ませる気ないもん。
そこから独特な語り口や奇怪な世界観にハマり。
6年生で読んだのが「江戸川乱歩傑作選」
「人間椅子」も「鏡地獄」も「芋虫」も入った一冊。
私の性癖が決まったのは間違いなくこの3作のせいだと思う。
あ、四肢欠損は癖じゃないですよ。あの世界観が好きなだけですからね。
ネタバレはココでしないから、みんな「江戸川乱歩傑作選」読んで。
「文学少女」と聞くと清楚でおとなしい初心なイメージがあると思う。
残念だけれど私含め周囲の読書家は変態オタクしかいなかった。
高校の時、男子に人気があったあの子も。
私の前ではオタク特有の早口で性癖全開だった。
(可愛い女の子とくっつけたり、素を見せてくれたりするので
女に生まれてよかった、と常々思う。)
これは仮説だけど、
本を読む人って想像力で絵を補うから妄想が膨らみやすい傾向にあると思う。
妄想力が豊か。とでも言っておく。
あと、小説って意外にそういうシーン多いからね。
おしゃれキッズよりもおとなしい読書キッズのほうが確実にムッツリ。
知識と表現力だけはあるんだなこれが。
ピュアなギャルとえっちな委員長とか言う
ネットマンガはあながち間違いではないと思う。
本を読む子供はわりと変態に育つ。
これ提唱していきたい。
被虐嗜好の方は目覚めた記憶がないのと
小学生の頃から友達に「М」と言われていたので
たぶん生まれつき。
自己肯定感が地の底を這っているのと、
承認欲求が肥大しているので
相手の意識が自分に向いていることが嬉しいんだと思う。
それが多少歪んでても。
愛とか、相互理解、信頼関係がないとSMは成り立たないのでね。
そういう面でもなにか惹かれる物があるのかもしれない。
性癖って
自分の生い立ちとか生活環境に結構左右されるから
自己分析という面でもなにかと役立つかもね。
というお話でした。
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