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近藤先生に会った日

 5月17日 PM21:25
私はいま、このnoteをホテルのベッドの上で書いている。in東京だ。

今日は、所属しているWebライターラボのオフ会。偶然にも、同じ日に近藤康太郎さんが都内で講義をされるということで、日中はそちらに参加してきた。私の脳みそが収縮しないうちに、今日の感想をここにしたためておこうと思う。

会場では、ちゃっかりど真ん前に座った私。そわそわしつつも、近くの席にXのフォロワーさんがいて一安心。ほっ。

そして時間になり、近藤先生が登場。

わー!近藤先生だ!
わー!すごい!実在したんだ!
わー!靴がゴールドだ!PUMAでゴールドの靴ってあるんだ!わー!

と、テンションMAXな私。だがしかし、一応平静を装う。だって、手を伸ばせば届く距離に近藤先生がいるから。

 講義そのものの内容は詳しく書かないが、近藤先生の「書くこと」に対する情熱のようなものを直に浴びることができた時間となった。だけど近藤先生ご自身は、それを情や熱とは思っていないのだろう。こちらからすると超人並みのスケジュールも、きっと先生からすると「普通」のことなのだ。

お話を聞いている間、「どうしたら、なにをすれば私はこの領域に達することができるのか」。おこがましいが、そんなことをずっと考えていた。

経験値か、執筆量か、思考の深さか。
どれも当てはまる気がするけれど、じゃあその全てを同じようにこなしたとしても、近藤先生ほどの文章との向き合い方はできない気がする。

ただひとつ、改めて確信したのは、私は「調べる量」が圧倒的に足りないということ。

時間のある限り調べる
言い訳しないで調べる
「こんなもん」は自分を貧しくさせる
実体験だけではなく調べ尽くす

あぁ、耳と心臓が痛い。

私自身、シナリオも小説ももちろん「こんなもん」と思って執筆をしているわけではない。だけど、先生のお話を聞いていると、まだまだ自分は甘い気がした。原稿のリサーチも、「調べつくした」と胸を張って言えるほど、調べることはできていない。きっと。

「文章が上手くなりたいと言う前に、もっとやることがあるだろう」と、そう諭された気がした。

ただ、サービス精神のお話と、「ライターで食ってる」がそんなに偉いかのお話には心底励まされた。副業でライターをやっていることも、夢を追いかけていることも、そして、シナリオライターのマガジンを無料で公開しようと決めたことも、勝手ながらその全てを肯定してもらえたような気がした。まだ、何の成果も出すことはできていない自分だけど、迷いながら悩みながらでもここまでやってきて良かったと思えた。

語られる内容や思考、文章との向き合い方はもちろん、知る限りのすべてに溜め息が漏れるほど、尊敬の気持ちが芽生える。ただ一番に、近藤先生は生き方そのものがかっこいい。
誰かに対してこのような感情を抱くのは、私が世界一尊敬している吉藤オリィさんに続き2人目だ。そんな方と直接お会いして、話すことができた私は幸せ者だと思う。

そう、最後、近藤先生と1対1で直接お話する機会をいただけたので、ずっと聞きたかったことを聞いた。

「不躾な質問になってしまいますが、近藤先生は命が終わる瞬間、何を書いて人生を終えたいですか?」

尊敬する方に、というか、人様に死ぬ瞬間を聞くのは本当に失礼なことだと思う。ただ、近藤先生はよく「死ぬ瞬間まで書く」と言葉にすることが多いイメージだったので、どうしても気になった。

その後、近藤先生がくれた答えは、ちょっと予想していたことでもあり、だけど本当に本当にかっこいい返答だった。

素敵!!私もそれ言いたい!!!
そう反射的に思った。いつか言えるように、私ももっと、今以上に頑張ろうと思う。いや、ただ頑張るだけではなく、考え尽くしながら頑張る。そう決めた。

ちなみに、近藤先生がなんて答えたかは、私だけの秘密である。

【今日の独り言】
会場には佐藤友美さんこと、さとゆみさんもいらっしゃって、直接ご挨拶できたのも嬉しかった。
名刺までいただいてしまって、家に帰って即効仕事机に飾ったのは言うまでもない。てへへへへ。
あと、生で拝見するりり子さんがとても美しかった。そしてど真ん前に座ったおかけで、近藤先生のサングラスの奥から覗く瞳と終始目が合っていた(気がする)。本当に行って良かったと思える時間だった。ありがとうございました!


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