見出し画像

AI時代の要件定義ワークショップ!に参加してきました

2023年7月29日(土)に開催された『【RDRA × AI】 AI時代の要件定義ワークショップ!』に参加してきたので、その内容を共有します。

おことわり

  • この内容は非公式なものであり、自分なりに整理したものです。

  • 「こんなこと言っているんだな~」と思ってみていただければと<(_ _)>

  • 以下の内容には誤りが含まれる可能性があります。

    • 間違っている部分などがあれば、コメントお願いします。

まとめ

  • お題に対して、RDRAツールを使いながら要件定義を体験する会

    • RDRAで要件定義をするときは上記ツールを使った方がやりやすい

  • ざっくりで良いので、ひととおりRDRAモデルを定義してから精度を高めた方が良い

    • 最初から詳細まで決めようとすると発散してしまう

この勉強会について

今回は神崎さんをお招きし、RDRAのツールを使って実際に要件定義をしてみようという会でした。

2019年のワークショップ以来3度目となる 神崎善司氏 をお招きして要件定義のワークショップの開催です。 今回はもっぱら話題の中心となっているAIの力を借りて半日でアイディアを要件として具体化するワークショップを開催します。
【ワークショップ概要】 本ワークショップでは、以下の3つのパートをハンズオン形式で実施します。

1.サービスのアイディアをRDRAモデルで形にする
2.RDRAモデルで要件として組み立てる
3.要件を様々な視点から洗練化する

イベントの説明(一部抜粋)

オフライン参加者の傾向としては、すでにRDRAを触ったことあるよ~という方がほとんどでした。
アーカイブ動画として、YouTubeに残っています。

神崎さんによるRDRA概説(アーカイブ動画では19分30秒~55分あたり)

【説明資料】

このセッションでは、実際にRDRAで要件定義を行うときのポイントをお話していただきました。
RDRAとはなんぞや?という方は補足 - RDRAについてに記載しているサイトを参照すると良いと思います。

個人的に学んだこと

RDRAレイヤーの使い方

  • モデリングの時には意識することはない

  • ステークホルダーと話がかみ合わなくなってきたら、レイヤーを活用して認識合わせをする

    • 今の議論はどのレイヤー部分なのか、今からどのレイヤーのお話しするのか

サービスとバックエンドの違い

  • サービスは売上となるモノであり、作ってみないと分からない部分が多い

  • バックエンドはコストとなるものであり、ちゃんと仕組み化してコストを最小限に抑えることが大事

各ダイアグラムについての補足

  • 情報モデル図

    • 一意に決まるもの(IDにつけて管理すべき)を情報として書く

    • 全体を俯瞰する目的で情報を書くため、詳細は書かない

  • 状態モデル図

    • 情報は必ず状態を持つ

    • 状態はユースケースによって変わる

  • 複合UC図

    • ユースケースは開発対象部分だけを記載すること

ワークショップ

このセッションでは実際にRDRAツール(※)を使ってモデリングを2,3人1組で行いました。
題材は図書館全体を管理する広域図書館システムでした。
(説明資料の22,23ページ)

(※)
RDRAツールはワークショップ参加者のみ展開されています。
使ってみたい方はぜひ、RDRAワークショップに参加してみてください!!

ワークショップ中で教えていただいたこと

RDRAでモデリングするときの手順

  1. 課題と要求から、業務/BUCを洗い出す

  2. 業務/BUCからアクター/外部システムを洗い出す

  3. 業務/BUCとアクター/外部システムから情報を洗い出す

  4. 情報からどんな状態を持つか洗い出し、状態変化にはどんなUCがあるかを洗い出す

  5. 業務/BUCとUCを実際に紐づける(UC複合図)

モデリング手順メモ(PFD)

RDRAでモデリングするときのポイント

  • まずはざっくりと決めて、進めることが大事(行ったり来たりを繰り返す)

    • 最初の業務/BUCを考える時に業務フローまで洗い出そうとすると発散してしまい、沼にはまってしまう(実際のワークでははまりました)

    • 枠を作りながら詳細は後で詰める

      • ビジネス側の定義とシステム側を定義して、つなげると不整合な部分が出るので、そこの認識を合わせながらモデルの精度を上げると良い

ワークショップをやってみて

RDRA周りで感じたこと

スプレッドシートツールに慣れない。。
やはりまだ使いきれていない部分があるため、整理するときはフリーハンドでメモを記載したやりやすかったです。
おそらく慣れるとスプレッドシートだけで描けるんだろうなと思います。

RDRAダイアログ表示ツールが見やすい
神崎さんが作られたダイアログ表示ツールがとても見やすかったです。
つながりを重点に置いているので、影響範囲とかが調べやすそうだなと感じました。
また、ダイアログで表示することで認識が合いやすくなったり、気になった部分を見つけやすかったりといろいろ利点があるなと感じました。

RDRA以外で感じたこと

用語集が必要
ワークを進めると用語の捉え方が一致しない時があり、その認識合わせに時間を多く使ってしまいました。。
用語集を作成して、あらかじめ用語の認識合わせをしておけばよかったな~と感じました。

全体の感想

こういった社外オフライン勉強会ははじめてで緊張していたこともあり、とても疲れました。。
ただ、RDRAモデリングの手順やポイントであったり、間違った使い方をしている部分に気づけたりと非常に多くのことを学べたため、非常に有意義な時間でした。
また、時間があれば動画を見返して、同じお題でモデリングしてみようかなと思います。

補足

勉強会の主催グループについて

RDRAについて


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?