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NOPE、Gジャンの内部構造について(ネタバレあり)

※本記事には映画「NOPE」のネタバレが含まれています。


映画「NOPE」よかったですね〜!
怖くて面白かった。不思議要素てんこ盛りの映画でした。

さて、劇中に登場した円盤型生物「Gジャン」の体の中について
パンフレットから色々読める情報をもとに、ちょっと内部構造を考察して図にしてみました。

Gジャンは、恐らくその身体の大部分が幌のような薄い組織で出来ています。
黒目(瞳孔)のようにも見える穴は直径75mもある。穴の部分だけで75mですよ。あんなに薄い体でどうやって馬を吸い込んでるのかと思ったけど、そこは巨体でカバーというわけですね。
穴の奥には緑色の四角い目がある。ラストシーンで短冊みたいなのをバッシャバッシャとしばたたかせていた部分ですね。あれ目…らしいです。

クラゲのような動物をモデルにしてCGを作ったという記述があったので、クラゲの内臓や排泄構造をベースに、体内の構造を空想しました。(上図)
直下の穴から吸い込まれた獲物は、目が鎮座する天井付近まで行き、そこから円盤の外縁部を伝いながら……
不快なので諸々省略しますが、排泄物と化した獲物は、吸い込まれた穴の外縁部を伝って地上に落とされる。こんな感じでしょうか。
尚、内部カット(穴付近)で歯車のように回っている部分(あるいは風にたなびいているように見えた部分)がありましたが、クラゲがベースだとすると、もしかするとあれが胃袋なのかもしれません。
(クラゲを上から見たときに、四葉のクローバーのように見える部分が胃袋なので、それと似た配置に見えた。)

ここからは余談ですが、
Gジャンには多分「気流をコントロールする能力」があります。
空中の気流の流れを自由に操作できるなら、雲を自分の周りに纏わり付かせて(あるいは雲を自分の周囲に発生させて)、見つからないように隠れられるわけですし、あの巨体で凄まじいスピードをもって動くことも出来る気がします。何よりあの「吸い込み」の異次元的な強さは、Gジャンのペラペラした身体そのもののパワーとは思いづらいです。これも、自分の真下に竜巻でも発生させることが出来るというなら納得がいきます。
生きている台風のようですね。

あと一つ、「電気をシャットアウトする」能力があるかどうかは、ちょっとまだよく分かりません…
Gジャンが近づいた時に電化製品が使えなくなるということは、彼が電気を吸い上げて、食べているのかもしれない…と思いましたが、どうなんでしょう?(ネロンガかこいつは)
空気をコントロールするためのエネルギーは電気から賄い、身体の新陳代謝のエネルギーは生肉などの有機物から摂取する。あるいはその切り替えを自由に出来る混合栄養生物なんでしょうか?

とにかくいい映画でした。
僕からは以上です。

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