作業中に音楽をかけるということ

最近眠れていない。
基本的にずっと起きて、眠くなったら2時間半寝て、また起きて机に向かっての繰り返し。もう時間が無いからそういう生活にしている。

そんな中でふっと、自分が音楽ばかり聴く理由を思い出した。
無音の環境で集中すると、頭の中に声がしてくるからだ。深く没入して手を動かすほどざわめきが強くなる、それを搔き消すためにイヤホンをして脳みそを外からの喧騒で一杯にする。

聞かないようにしているのは聞きたくない内容だから。
大概は過去読んだ文字列や聞いた音のリピート、映画の会話とか小説の一部とか、曲名の思い出せない音楽とか。
そんな中に混じって罵詈雑言が飛んでくる。昔怒られたこと、自分で自分を詰る言葉、「あなたのため」とかいう大義名分で弱者を丸め込んで憂さ晴らしの吐け口にしている連中の声など思い出したくない。
そんな気分であれこれ突っぱねていると、いつの間にか自分さえ信用できなくなった。

音楽は好きだ。
父親の影響でエリッククラプトン、Def tech、ウルフルズなんかを聴きだして、ジャンルは問わずハマれば何でも聴く。
amazarashiに思春期を救われ、bonobosと一緒に地元の田舎道を歩いた。夜中にFlicaやharuka nakamura、どこか違う世界へ連れて行ってくれた気がした。倉橋ヨエコの話を学校の友達としたかと思えば、アジカンやpillowsのアルバムを引っ張り出してきたりもする。
いつでも人生のそばにいてくれた、小石を割ることもできない小さな空気の振動が、僕の心に強い炎を焼べてくれる。

駄文を書き連ねてきたけど、とにかくまぁそんな理由で、今日も僕は音楽をかける。





















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?