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いつもポケットにMy book 2

掌編小説を読みたくて、図書館で借りた川端康成の「掌の小説」

有名なところでは、「バッタと鈴虫」などが載ってます。

あまりにも読み応えがあり過ぎて、貸出期間が過ぎても返却する気になれません。

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112編も収められている、ということは、112の人生の一瞬が切り取られているということ。ひとつの話には大抵2人以上の人物が登場するから、ざっと見積もって200人以上の話に関わるわけです。

掌編小説って、単に極端に短い話だと思っていたわけではないけれど、この本を読んで、改めて「掌編小説の凄み」を知った、という気がします。

人生を鋭利なナイフでざっと切り取ったような、もちろん、切り取っただけでは終わらないような。短編小説ではなく、詩作の感受性におもねる感があって。

手元に置いておきたいから、つい買ってしまいました。

これで、借りた方は、図書館に返せます。


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