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家族がなくなった話11

母が亡くなり、その4年後に父が亡くなり、相続手続きも終えて、私の属していた家族がなくなった経緯。
そろそろ父関連の手続きは終わり…のはず。


ある日弟から生命保険の名義変更の書類を送ると連絡があった。

父の死亡保険の受取人は弟で、支払いも済んでいる。入院保険の受取人が父本人になっているせいでそっちの支払いのために変更が必要なのかと思ったら、弟本人の保険とのこと。

届いた書類を見ると契約者を変更する書類だった。まさか自分の保険料を私に払わせようとしてる?

保険会社に聞くと、契約者を父から弟に変えるために、法定相続人である私の同意が必要とのこと。保険料を支払わされるわけではないことには安心したけど、成人して何年も経つ息子の保険料を親が払っていたことにあきれる。

最初に契約したのは母だったらしい。母はとにかく弟に対して過保護だったのでさもありなんと納得はした。

別の日に今度は実家の火災保険の保険料引落通知が送られてきたと連絡があった。保険会社に連絡してみたらしいけど、説明するのが面倒なのか、保険会社に連絡しろとのこと。

それにつけても弟の説明の適当さよ。不惑はとうに過ぎ、アラフィフの仲間入りしている年齢のシングルファザーがこんな状態で大丈夫なんだろうか。

保険会社に連絡すると、建物の火災保険はその建物の持ち主が契約者になるらしい。処分する時の手間を減らすために建物の名義は私にしておくことで合意していたので、契約者は私に変更することにした。
契約内容も見直して、処分するまでの最低限だけにした。

他にもまだ残っている手続きはあるかもしれないけど、実家を土地ごと売ることには合意できているのでその内容で父の遺産分割協議書は自分で作り、お互いハンコを押した。



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