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家族がなくなった話22

母が亡くなり、その4年後に父が亡くなり、相続手続きも終えて、私の属していた家族がなくなった経緯。
お世話になったあれこれまとめ。


・葬儀会場
父が亡くなって旦那寺に相談したら、市営の葬儀場を勧められ、運良く空いていたのでそこにした。新しくて綺麗だったし、職員の方も親切だった。料金も安く済んだと思う。

・法定相続情報一覧図
相続に関する手続きのためには、死んだ人と自分の関係を証明する書類がいる。
関係者全員分の戸籍謄本を用意すると結構な量になる場合もあると思うけど、法定相続情報一覧図なら一枚で済む。
しかも戸籍謄本は発行にお金がかかるけど、こっちは何通でも何度でも無料で発行してくれる。郵送対応してくれるから、出向く必要もない。

申請方法など詳しくは法務局のページに載ってるけど、そこにあるひな形は私には使いにくかったので、適当なサイトを参考にしてExcelで作った。


・遺産分割協議書
父と祖父の分は内容が単純だったので自分で作った。
祖母の分も法定通りだったけど、厳密にしなくてはいけなかったので司法書士にお願いした。

私は以前から「店」のことでお世話になっていた事務所にお願いしたけど、金額の見当がつかないので複数社に見積を取ったほうがいいと思った。
やたらPRに力を入れているところはなんか胡散臭いし、今回お世話になった事務所のようにかろうじてHPがあるだけのところもあり、ネット情報だけでは判断できない。

・土地の売却
やり取りが多くて面倒だけど、早いうちから複数社と交流していてよかったと思う。会社によって違うことがあるので、一社から言われたことを他社に確認したりできるのはいい。

・不動産登記
建物の名義変更は自分でやった。お役所らしい書式にイラつきながらも自力で進められた。
土地もできなくはなさそうだったけど、協議書作成のついでに司法書士にお願いした。

・遺品整理
依頼した業者は不動産会社に紹介してもらったところで、「選別せず全て処分」でお願いしたせいもあり、処分量の割に安かったと思う。
仏壇と位牌の魂抜きはお寺にお願いしたけど、業者によってはその対応もしてくれるらしい。

・墓じまい&永代供養
祖父母の墓があるお寺が永代供養墓を始めていたことで、墓じまいと永代供養が一ヶ所で進められて手間が減らせた。

・自筆証書遺言
私の場合は法定通りの分割で全員同意だったので、その点ではスムーズだったけど、相続に自分の意思を反映させたければ遺言書は必須だと痛感した。
公正証書遺言はハードルが高いけど、自筆証書遺言なら書式に則って書類を作るだけなので手軽でいい。
今回は財産目録もないかんたんなものにした。何度でも訂正もできるから、そのうちもう少しきちんとしたものに作り直すつもりだ。
遺言の執行者は知合いが引き受けてくれた。


どれももう一度経験することはなさそうだけど、知らないことばかりで面白かった。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。


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