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「鎌倉殿の13人」38回感想【小四郎が「闇上がり」して、北条義時爆誕】

急に寒くなってパソコンのある部屋に行くのが億劫になり(パソコンある部屋にはエアコンがなく、まだストーブ用石油ボイラー(北東北・岩手にある我が家の暖房はファンヒーターやFF式ヒーターではなく、温水ルームヒーター)もまだ稼働していない)、書き物も創作もままならない、ありです。

「鎌倉殿の13人」小休止前の第38回は、牧氏事変後編からの「北条義時」誕生回でしたね。
実父追放(それに値するほどの罪状はあるわけですが)で、もっと静かでやりきれない暗澹さがあると思っていましたが、ラスト10分くらいは想像以上に「熱い」展開でした!

(居間テレビを4K対応テレビ(VIERA)に買い替えましたが、草木の緑や青空の描写力が本当に美しい…あとは、音の出方に慣れるだけ(最初に設置していただいたものにどうしても「音がこもる」違和感があって、交換していただいた(おかげ様で、違和感は軽減しました)))
北条時政(時政父)とりくさんの鎌倉追放については、他の方がnoteでいろいろ書いていると思うので、私は「北条義時」誕生についてを中心に書いていきたいと思います。おつきあいくださいませ…。

時政父とりくさんには、同情的な意見がすごく多くて、そう書かないとネット上で叩かれてしまうのではないかと日々ビクビクしているのですが(複数の朝ドラ反省会タグのツイートを大量に浴びたことによるトラウマ)、叩かれること覚悟で書くと、私はやっぱり同情はできないなぁ。
時政父には、「ある段階で、穏便に伊豆へ隠居して、畑でナスでも育てながら身の丈にあった余生を送る」という選択肢も用意されていただろうに、ああいう結果になって、北条義時(小四郎)が生まれ故郷の伊豆へ帰れなくなってしまったのは、やはり「りくさんとの共同暴走」があったから。
「共同暴走」故に、どれだけの命(主要御家人クラス)が犠牲になったかを考えると、決して軽くはない。
(特に畠山重忠さまとか…回想で重忠さまと重保くん父子がでてきたくらいに、「主要御家人の犠牲」としては上位で間違いないですよ)
あの程度の処分で済んだのは、本当に奇跡的で(死罪とまではいかなくても、時政父とりくさんの強制離縁くらいはやるのかと思っていました)、武蔵の館でちえさん(小四郎異母妹、畠山重忠さま妻)がそれを知ったら、「夫がああいうことになったのに父上がこの程度の扱いでは、やりきれない」とか思っていたのかな。

小四郎とて、数多の「犠牲」を見て来たので、政子や実朝の助命嘆願で「仕方なく」時政父とりくさんを助けたのでしょう。
小四郎は、数多の「犠牲」を見て「闇堕ち」するのかと思っていましたが、犠牲となった御家人たちの「鎌倉を武士の都に」の「呪い」(一番分かりやすかったのが重忠さま)を吸い取って「闇上がり」して、「黒直垂の北条義時」になったのですね。

なので、「起点」となった平賀朝雅がああいう結末だったのは納得です。

「鎌倉殿~」における畠山重忠の乱~牧氏事変の起点は、平賀が後鳥羽上皇の「平賀こそが、(実朝を朝廷の意のままにリモートコントロールする)執権別当にふさわしい」という上意に唆されて北条政範くん(時政父とりくさんの間の「北条家嫡男」)を毒殺したこと。
平賀が、毒殺の罪を重保くん(武蔵をめぐって時政父と対立していた畠山重忠さまの息子)になすりつけたことで畠山重忠の乱が起こり、小四郎と鎌倉は畠山一族を失い、牧氏事変で小四郎は父と継母を「失い」、故郷へ帰れなくなる「罰」を受けることに。
さらに、牧氏事変によって「北条義時」の名が京に知られることとなり、後鳥羽上皇を激怒させる…という、終盤にむけたブーストの役目も果たして、やはり平賀は「重要人物」だったのだなぁ…と思わされました。

明日放送の小休止の特番を経て、再来週から実朝に「フラグ」が立つ展開になりそうですが、そこでよく言われるのが「北条義時黒幕説」。

私個人としては、義時黒幕説は「北条が約100年以上続くと知っている、後の時代からの結果論」に過ぎないと思うのです。
「一歩間違えれば、族滅されていたのは北条だったのかもしれない」というのは、覚えておかなければならないよね。(小四郎の子たち(特に泰時)は、これから生まれる政村(のえさんとの子)以外はみんな母の後ろ盾がないから、いつ追い落とされるかもわからない)
三浦義村(平六)黒幕説にしても、「なぜ公暁に直接やらせたのか(手下がやったならともかく)」という疑問点は残るし。
このあたりは、「実朝Xデー」がきてから、もちょっと書きます。

起請文とセットになる「起請文に書いた内容にそむいたら、全身から血が噴き出して死ぬ」という脅しは、「社会的に死ぬ」の比喩的表現なのかもな…と、ようやく気付きました。
しかし、そんな比喩表現が分かる和田義盛ではなく(和歌に親しむ実朝は、だんだん分かってくるのでしょうが)、その結果…と思うと、小休止後の展開が怖いです。(でも見る)

で、今週は「鳩サブレー」の豊島屋さんから、「鳩サブレー大河缶 北条編」が期間限定で発売されましたね!
缶デザインは、購入された方のツイート群で知りましたが(今回は第2弾で、「鎌倉殿の13羽の重臣」な第1弾もあったのは知っていた)、今回はすがすがしいほどに「鎌倉殿~」寄りで(誉め言葉)、オンラインショップで買ってしまいました!
※会員登録しなくても買えますよ

鳩サブレーなんて、食べるの何年ぶりだろうか…。
注文殺到でいつ届くか分かりませんが、届いたらレポートしますね。
2016年「真田丸」の時は、大河ドラマ館目的に長野県上田市まで行った(盛岡から日帰りできる距離!)けれど、今年はご時世的に鎌倉の大河ドラマ館までは行けないので、鳩サブレー大河缶が唯一の「大河グッズ」になりそうだなぁ。
で、缶のデザインを見た私が思ったのは、鳩の姿になってもどのキャラクターかが分かる「キャラクターデザインの強さ」。

そんな、キャラクターが演技でもデザインでも「立って」いる「鎌倉殿~」、最後まで見届けますよ(`・ω・´)

今週も、とりとめもない感想文になってしまった…ここまで読んでくださっている方がいるのかいないのか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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