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「鎌倉殿の13人」42回感想

そろそろ、黒執権推しを公にするのが不安になってきた、ありです。
このままじゃ、AK朝ドラみたいに「義時反省会」タグが生まれて、「鎌倉殿~」タグ本体より盛況になってしまうぞ…。
(大河ドラマ関係ありませんが、「執拗で陰湿なSNSいじめ」タグである「朝ドラ反省会」タグが、新語流行語大賞候補に入ったと知ったときは、「世も末だ」と頭を抱えました…SNSの誹謗中傷が社会問題になっているというのに)

しんどいあまり、現実逃避でまとめを複数作成してしまいました。
(どちらも、自分で見て楽しむまとめ(特に後者は)だったので、閲覧数があまり多くありません…見ていただいた皆さま、ありがとうございますありがとうございます)

さて、第42回は、プロジェクト大船の失敗(そして八田知家退場)、次期将軍を巡るあれこれ、政子の覚醒、北条時政の退場、そして公暁の鎌倉帰還…と、不穏の伏線だらけの回でした。

…黒執権推しの私、「ネット善児」にやられないかと、本気で心配しております…。(朝ドラ反省会タグの執拗な陰湿さがトラウマになっている民)

大船の進水失敗、アレはトキューサとトウちゃんが設計図を「改竄」せずとも、竹編みの帆の時点で重量オーバーになっていたのでは…。

あの「プロジェクト大船」は、最初から朝廷の幕府弱体化工作だったのでは(実朝を鎌倉から不在にするのもですが、船が浮かばなかったとしても「実朝の夢や神仏への帰依につけこみ、浮かぶはずもない巨大船の建造で幕府を経済的に消耗させる」のには十分)…というのは、穿ち過ぎでしょうか。

そもそも、遠浅の由比ヶ浜で大船建設には「将軍の威厳を見せつけて、御家人を束ねる」意味もあったのでしょうが、海にうかばない船は、最早船ではなく。(しかも、御家人の「クラファン」のリターンが刻まれている手前、解体する訳にもいかず)

丹後局に焚き付けられた政子は、ようやく「覚醒」するのですが、あの場で息子・実朝をひとり抱き締める姿が「悪の女幹部」みたいにも見えたので、「あの頃の、情け深い政子を返してー。゚(゚´Д`゚)゚。」という感想も多いのだろうなぁ…。

そして、大きなテーマだった「次期将軍」問題、実朝や政子は、黒執権対抗策で「親王将軍」を進めようとしますが(まぁ、源姓は「皇族が臣下へ降籍となった際に与えられる姓」のひとつなので、間違いではない)、源平合戦以来「後白河法皇の気まぐれに翻弄されて消耗する武士(源氏も平家も、坂東武士も)」を見てきた黒執権・義時は、鎌倉が朝廷寄りになるのは許されないよね…。
源平合戦の頃を忘れて「黒執権許さぬ」となっている人が多くて、頭を抱えているのは、私だけでしょうか…。

頼朝死後の「退場劇」には、朝廷が関わっている率が高い設定になっていますが、これは「意図して」なのだろうなぁ。
梶原景時:後鳥羽上皇の誘いに乗ろうと西に向かったところで討ち死に(梶原が握っていた義経の「鎌倉攻略法」を、朝廷に渡せないのもありますが)
・源頼家:修善寺幽閉されていたとき、密かに後鳥羽上皇とつながろうとしていたのがバレて、粛清される
・畠山重忠さま:畠山重忠の乱の起点は、平賀が後鳥羽上皇の上意に唆されて、北条政範を毒殺したことから
・和田義盛:和田合戦の起点は、朝廷の義時暗殺の唆しに、一族の者が乗ってしまったことから

…逆に、義時が朝廷を信じる理由が、最早見つからないのですが…
「消耗する武士」には、当然ながら頼朝も含まれているしね。

鎌倉が、朝廷から「追い詰められ」ていることに義時は感づいて(おそらく、畠山重忠の乱あたりで薄々気づいてた?)いたけれど、誰もそれを知る由もなく、黒執権は視聴者から見放される展開に…

で、「義時vs実朝(with政子・泰時・大江殿)」の構図も鮮明になり、義時は「追い詰められ」ることに…

どなたかが指摘しておられましたが、義時は、「ラスト坂東武士」なのかもしれないなぁ。
2004年「新選組!」が「ラスト武士」、2016年「真田丸」が「ラスト戦国武将」ならば、「鎌倉殿~」が「ラスト坂東武士」になるのも納得です。

次回のサブタイトルは「資格と死角」ですが、
「恋の中にあるー、死角はシタゴコロー♪」(T.M.Revolution「蒼い霹靂」)が浮かんだのは…私だけですね…。
(26年来の西川さんファン(ファンクラブ歴23年目))

それはともかく、「資格」といえば、朝廷と直接交渉できる資格である「官位」。

どういう過程で「北条政子」が誕生するのか、楽しみです!

そして、「黒執権」の退場を予想してみたのですが。

…しかし、「黒執権推し」の私の意見は、誰にも聞いてもらえないのだろうな…。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(そもそも、読んでいただけているのか不安ですが)

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