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「鎌倉殿の13人」40回感想

まずは。
「鎌倉殿の13人」第40回の放送があった日、木曽義仲挙兵の地として知られる長野県上田市丸子(まりこ)では、「木曽義仲挙兵武者行列」で盛り上がりました!

「大河ドラマの登場人物が、ゆかりのある地域で、地元の祭りに「降臨」」は、楽しいですよね。
(上田市は、6年前の「真田丸」で、イベントやトークショー運営は「こなれて」いて、丸子でもトークショーが行われた記憶が(ドラマの主な舞台は、上田城跡のある市中心部や、「真田の郷」がある真田町でしたが))

そんな第40回では、丸子のある信濃・小県(ちいさがた)の武士といわれる泉親衡(その正体は不明ながら、どうやら朝廷とつながっているようにも見え…)と和田一族の者がつながってしまったことがきっかけで、鎌倉が灰になる「和田合戦」が始まる…という回でした。

義時は、和田義盛個人は決して嫌いではないし、むしろその単純明快さが快いとさえ思っていたであろうけれど、「無数の和田義盛」こと100人近くの和田の一族は、迂闊にアンタッチャブルな人間(婉曲表現)とつながって、いつか北条(武士団としての勢力は、このころはまだ脆弱)と鎌倉に仇なす存在になるやもしれぬ…と思えば、あぁしても仕方ないよなぁ、と、感想としてはマイノリティなことを思ってしまいます。

マイノリティだからこそ、「誰も敵に回さずに、平和な鎌倉を作る!」と言う泰時や政子にはいら立つわけで。
「あなたが敵に回さないと思っても、相手があなたを敵だと思って、あなたを殺そうとしたら、どうするの?」と、問い詰めたくなる。
この時期は、属人的な武家政治から、仮に鎌倉殿の「頭」を挿げ替わったとしても、ちゃんと組織として成立しなければならない武家政治組織にしていくための過渡期だったのですね。
しかし、「無数の和田義盛」の絵面はすごかった(; ・`д・´)

(あの頃、豊臣秀次は阿野全成さんでした…)
(なんなら、実朝についつい豊臣秀頼さまを見てしまうのですが、秀頼さまは畠山重忠さまだった…)
…いかんいかん、これは「鎌倉殿~」で「真田丸」ではない(;^ω^)
で、「和田顔」で思い出したのが、これ。

例の件は好意的に思うのですが(匂わせどころではないド直球なコメントが「伏線」だったとは!)、すっごく気になるのが、大志くんの「「民放」の代表作」が、未だに「家政婦のミタ」(2011)で止まってしまっている記事が多いところ。(大河ドラマ、朝ドラ、LIFE!とNHKの代表作は多い)
大志くんが「日本を代表する役者」と思われるようになる道は遠いな…と思い知らされました。もっと頑張って欲しい!

ここからは、とりとめなく感想をいくつか。
「大根の葉っぱ取りパーティー」で、のえさんが「北条が鎌倉殿じゃダメなの?」とか言い始めたのですが。

「鎌倉殿」は、それが軽いか重いか問わず「神輿」としての値打ちが一番な訳で(頼朝も頼家も実朝も、この後の将軍も)、このころの北条には「神輿を担ぐ力」はあっても「神輿そのものになる力」はないことを、のえさんは分からないのですね…。

「執権の座を狙った(狙うように唆された)源氏の血を引く者」でさえ、あぁいう末路だったのだ、まして時政以前の家系が怪しい北条に、神輿そのものになる値打ちなどないよ、残念だけれど…。
(神輿と同等にみなされるようになったのは、北条の家流がいくつにも分かれて栄え、得宗専制政治が始まるくらいからだと思う)

これ、地味に気になるんですよね。
まさか、「雪の鶴岡八幡宮」の黒幕は…

今回は、これまでの回の「リフレイン」が印象的な回でもありました。

「和田義盛のヒゲに飾りリボン?が」は、ツイッター見るまで気づきませんでした(^^;
(このころの和田っちは60代後半)

そして、「無数の和田義盛」が抑えきれなくなり、次回…

三浦義村の「小四郎すまん」が、いつもの軽薄な口調でないあたりも、これまでとは違った雰囲気でしたね。

で、次回のサブタイトルが「義盛、お前に罪はない」。

市街戦で、鎌倉が灰になってしまう戦が、ついに始まるのか…。

そしてそして、いよいよ「鎌倉殿~」がクランクアップしたそうですね!

(で、大変どうでもよいのですが、デイリースポーツさん、大河ドラマ関係タグと朝ドラ関係タグが同じツイートにあるのは、朝ドラファンやアンチの「巻き込み事故」を起こしそうで心苦しいのですが(朝ドラファンも同じ思いかと)…ご一考願います)

最終回の義時は「手負いの獣のよう」で、最終回場面写真を見ると「朽ち果てそうな老木」の趣もあるので、それを「あんまりな死に方」をさせても、何の感慨も起こらないのでは(源頼朝が、平家滅亡の時に、捕えられた平家棟梁・平宗盛を前にしても、何の感慨も起らなかったように)…と思います。
果たして、最期はどうなってしまうのか。
最終回までしかと見届けますよ!!

今週も、何とか感想文を書き上げられた…。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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