私のアンチは私!?卑屈屋のエゴを味方にしてしまおう!
希望や輝ける未来を思い描いても「ムリムリ、お前には才能ないじゃん」「お前が成功する未来なんてこの世界に想定されてないよ」「何にも出来ずに惨めにくたばれ!」なんて、誰かが否定してきます。
それって誰が否定しているのでしょう?
それは他でもなく自分自身です。どうも、自分の一番のアンチは自分のようですね?
卑屈屋のエゴ
この自分の中にいる一番の自分のアンチは、実はエゴという存在です。本当は、その否定の声はあなた自身の本当の声ではないんですよ。
では、なぜエゴはこんなに否定ばかりしてくるのでしょう?
それはエゴの特性に由来します。エゴは、他者との比較を得意とします。エゴが他者と自分を比較するのは、他ならぬアイデンティティを確立するためなんです。
「あの人と違って私はこうである」「他の誰とも違うこれが自分」「他者と自分は別の存在だ」こう考えることができるのがアイデンティティですね。
このようにエゴは私たちにとって大事な役割を果たしてくれているのですが、このエゴが肥大しすぎると自己愛が強くなりますし、反対にエゴが卑屈になると自己否定が強くなってしまいます。
エゴが自分のアンチになっている状態はまさに、エゴが卑屈になってしまっているからなんです。
エゴが卑屈屋になってしまう理由
エゴが卑屈屋になるのは、育ってきた環境や成功体験の少なさに原因があります。
特に生育段階で関わってくれた保護者や養育者、教育者などから否定ばかりされてしまうと、どうしてもエゴも卑屈にならざるを得ないんですよね。
親や関係の深い大人たちのせいで、エゴが自分アンチに育ってしまったら、私たちはどうすればいいのでしょう?
実は、エゴとのうまい付き合い方ってのがあるんですよ!コレをマスターすればエゴが卑屈屋に育ってしまっていても怖くはありません。
卑屈屋なエゴとの付き合い方3つ
その1.強制的に黙らせる
その2.ブロック解除する
その3.対話する
この3つが卑屈屋なエゴとの上手な付き合い方です。では、順番に見ていきましょう!
強制的に黙らせる
「お前には無理」などと声が聞こえてきたら「うっせー黙ってろ!」と、言って黙らせます。
その声が自分の本当の声ではなくエゴの声だと知っているからできる荒業です。
他にも「ハイハイ、もういいよ」「本当の自分はそんなこと思ってないから」など、とにかく、エゴを黙らせる言葉を繰り出しましょう。
別のことに集中して黙らせる方法もあります。卑屈屋なエゴが出てきたらひたすら九九を唱えたり目に付いた物の名前を片っ端から口にしたり、とにかくエゴが口を出す隙を作らないようにします。
ブロック解除する
エゴが否定してくるのは、そもそもあなたに「自分にはできない」などの否定的な思い込みやブロックがあるからです。
なので、このブロックを解除すればエゴも大人しくなって行きます。これで日常に現れて否定してくるエゴには対応できますよ。
対話する
ブロックを解除しても、実は、エゴはチャンスがあれば否定してきます。
「ほら、やっぱりお前は幸せになれないんだよ!」なんてね。
チャンスを狙ってやってきているのですから必死ですし、今まで黙らされていた分声もデカいです。
こんなエゴは、黙らせるのが難しいので丁寧に対話するしかありません。
「本当に?本当にそんなこと思ってる?」「うんうん。大丈夫。本当は君も幸せになりたいって知ってるよ?」などです。
人は変化を恐れますが、実はエゴも変化する事を恐れます。ずっと卑屈屋として存在してきたのに、それを否定されるのが怖いんです。だから、なかなか対話が進まないかもしれません。
だけど、エゴの本来の姿は卑屈屋ではなくあなたのアイデンティティを確立する存在 、すなわち味方なので、諦めずにエゴと丁寧に丁寧に対話を続けると、やがてエゴは卑屈屋ではなくあなたの味方になってくれますよ!
おわりに
私は、エゴを勝手に自分の中でキャラクター化しています。それは卑屈屋な少年エゴ君と私の味方をしてくれる紳士なコンシェルジュエゴです。
こんな風に、エゴを自分なりに親しみやすいキャラクターにしてしまえば、エゴともずっと仲良くなれるのでおすすめですよ。
では、今回はこの辺で。
あなたが、ハッピーに過ごせますように!
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