ちなみに私は学校も楽しくなかった
まいにち、楽しそうに学校へ通うわが子。まいにち、嬉しそうに学校でのできごとを語るわが子をみて、嬉しく思う反面、うらやましくもある。
だって、わたしは、学校も楽しくなかったから。
いやね、勉強ができないし、運動もできないしって、それだけが理由じゃなくてさ、いわゆる場面緘黙(ばめんかんもく)だったんだよ。
人が大勢集まるところに行くと、しゃべれない。
言葉が出なくなるんだよ。
えれぇ辛いよこれ。
「なんでしゃべらへんの?」って、クラスメイトには無邪気に聞かれるけど、そんなことわかったら、苦労しませんね。
まあ、当時はただの無口な人。暗い人。という認識だよ、大人も教師もね。
しゃべれないことは、やっぱり私も辛くて苦痛だから、自然とひとりでいようとするよね。
読書とか好きだし、むしろ好んで一人でいたんだけどさ、当時の学校の同調圧力って今の比じゃなくてさ、みんなと一緒にいることができない私は、教師にとっては到底許容できない存在だったんだ。
だから、なんとか、女の子たちの輪に入れようとしてくるんだけど、大きなお世話でね、やっぱり私、休み時間は一人になっちゃうんだ。
で、小学校2年の時だ。
当時の担任は、一人が好きな子供がいるなんて想像もできない大人で、こんなに毎日、みんなに仲間に入れてあげてくれと言っているのに、私がいつも一人でいるのはクラスメイトが私をいじめているからだ! と、決めつけたんだよ。
はい。学級会。
はい。この日から、晴れて私、本物のいじめられっ子。
今も恨んでいるからな! 当時の担任N!
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