『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』 それぞれの生き方でぶつかって、ひとつになって、分かれてを繰り返して【読書感想文】
こんばんは♡
今回は、島本理生さんの『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』について書いていきます。
なんだか久しぶりに、穏やかになって、幸福感に包まれる作品を読んだ気がしました。
島本理生さんの小説って、少し軋んだ人間関係やしがらみがあったり、曖昧でグレーな関係を描かれたりしているものが多いので…読んだ後に結構せつない気持ちになったり、「一緒にはなれないけれどもこれで良かった」みたいな割り切った大人な関係で終わることが多かったりする。(私が今まで読んだ作品は)
今