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つかの間のインディージョーンズ
ちょっとだけビビった。。
いや、正直けっこうビビった。
記憶を辿ってみても、海外で一度あったような、なかったような…
そんなレベルである。
何のことかというと、プロペラ機のことだ。
先日、仙台出張だったのだが、その際、飛行機がプロペラ機だったのだ。
新千歳からの出立は、乗り慣れたジェット機だった。
のだが、帰りの仙台空港から新千歳空港がプロペラ機。
やな予感はしていた。
やたらと、搭乗口まで歩かされたのだ。
周りから、喧騒が消えてゆく。
「本当にこのまま進んでいいのか」というくらいに歩かされた。
そして、ひっそりとしたGATE
千歳空港へ向かう人々しか居ないようた。
ふと窓の向こうに目をやる。
そこにあったのは、こぢんまりとしたプロペラ機が。
目が点になる。
「嘘だろ…」
搭乗の際も、ボーディングブリッジではない。
でも沖止めでもないので、ランプバスでもない。
そうなのだ。
目の前に止まっているのに、ブリッジではなく徒歩。
そして、タラップを登って搭乗。
何もかもが初めての経験。
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本当に大丈夫かという動揺、そして不安。
ほんの少しのワクワク感。
なかなか感じたことのない感覚だ。
しかし、離陸して間もなくすると、何のことはなく通常の飛行機となんら変わらない。
いや、グングンと上昇している時など、飛行機感が俄然ある。
何だかインディージョーンズにでもなった気分だった。
ジョン・ウィリアムの名曲を、ひっそりと口ずさんでみた。