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受験結果

想定外の連続の受験でした。。

結果的には息子が5年生の頃、
説明会に足を運び気に入った当時の第2志望校群への進学が決まりました。
(第1志望校の繰上は待ってますが笑)

1月は埼玉で最高のスタートを切り、
(得点開示での上位合格や特待合格など)
千葉でまさかの不合格を経験し、
結果ふわふわした状態のまま2/1を迎えてしまった気がします。

前受けで1つは不合格を。と言いますが、
これはお子さんの性格で慎重に判断した方が良いと思いました。
息子はまさかの不合格となってしまったために、
何クソ!よりも少し自信を失ったのかもしれません。

そして、まさかまさかの2/1の不合格。
後から聞いたところ学校に向かっているところからあまり覚えていないと。
ここは落とせないという戦略が過度のプレッシャーとなっていたようです。
続く日程を優先しNN校を回避してまで臨んだ結果としてはあまりに酷でした。

以降は調子が戻らず、メンタル的にも最悪な状況の中、
併願戦略上、最終日しか受験することができない学校の受験を決定。
ここで5年生の時の気持ちを思い出し、
〇〇はずっとこの学校好きだったよね!
久しぶりにあの学校に行けるの楽しみだね!
この学校を受験することになるなんて運命だね!
と家族全員で久しぶりに笑い合いました。

過去問の傾向は把握していて、
この問題であれば受験が決まってからでも大丈夫と踏んではいたものの、
まさか本番前日に触ることになるとは夢にも思いませんでした。
前日実施された第二回の問題を解いた結果は、
当日の合格者平均点を大幅に越える点数で、
一瞬ここで受けておけば、、と頭をよぎりましたが、
振り返ることはせず、
「大丈夫。流れは〇〇に来てるからぶっちぎりで合格できる。」
そう自信だけを手に最後にして戦いに向かう表情で入校して行きました。

試験を終え出てきた息子は、
「受かった!と叫びたかったけど周囲を見回して冷静になってやめた。」
「算数最後の記述が答えまでいかなかったけど完璧だった。おれが受からなかったら誰が受かるの?」
という自信に溢れていた頃の手応えでまさに覚醒興奮状態でした。
前日演出した過去問の解答用紙に、
細かな配点や注意点、点勘定をメモした振り返りシートを手に自己採点を始めます。

気がかりだったのが出願数。
出願開始時から前年比70%UP状態なのは知っていたのですが、
もう後ろ向きになることは考えたくなかったので、
高倍率かつ高得点勝負だった第二回の結果から合格最低点を予測。

算数は間違いなく1問間違えでしたが、
国語、社会もかなりの高得点で3科合計点で合格を確信しました。

翌日、約1ヶ月ぶりの学校を終え帰宅した息子は迷いなく発表を確認。
番号掲示のPDFを開くなり、
「ほら、あった」とさも当然のように振る舞う息子はカッコ良かったです。
算数は受験者最高得点。
合格者平均点からもおそらく4科合計も一桁番くらいだったのではないかと思います。
数百人の受験者から数十人しか出ない最終回での合格。
この高倍率を抜けた息子の表情には自信だけが溢れてました。
各所連絡をするたび先生方の絶叫が電話から漏れ聞こえ、
ようやく家族揃って喜びの涙を流すことができました。

先生方から私たちの力不足で〜と謝罪されるたびに、
親の力不足で期待に応えられなかったことが本当に心苦しかった。

君の実力はこんなものじゃない!と、
直前の直前までサポートしていただいた所属の日能研の先生方。
受験校の出題傾向から解答のコツを細かくまとめたメールをくださった志望校別特訓国語のN先生。
前日夜に本人に直前声掛けしてあげたいと、
わざわざzoomまで繋いで励ましとミニ授業をしてくださったNN理科のW先生。
たくさんの方々の想いと多大なるサポートに感謝の気持ちでいっぱいです。

息子はこの5日間で本当に成長しました。
思い通りにいかなかったからこそできた経験。
努力しても掴めないものがあること。
重ねてきた努力は決して裏切らないこと。
最後の最後まで諦めない気持ちが大切なこと。
どんな結果も受け入れられる強さ。
たくさんの人たちが自分の合格を願い、
尽力してくれたことへの感謝の気持ちを胸に受験を終えられたことが、
息子にとって大きな大きな財産となりました。

最終的な志望校リストの順位とは変わりましたが、
まだ幼かった1年前の息子が大好きになった学校への進学が決まり、
今では「第2志望に受かった!」と本人の中で順位が入れ替わるほど、
更に思い入れが増しているようです。

負けないハチマキに寄せ書きをいただくため、
異動されてしまった息子の算数の師である先生の元を訪れた際に、
その先生はおっしゃっていました。

最後はその子が一番合う学校に落ち着くから、
結果は気にせず、あとは合格するだけです。


うまくいっていれば受験することがなかった学校へ、
あれよあれよと導かれて行った感じがします。
親の意向で順番がついていただけで、
息子の奥底ではずっとこの学校を求めていたのかもとすら思います。

中学受験の理想的なゴールは、
挑戦して良かったと心の底から思えること。
これに尽きると思います。

我が家最初で最後の中学受験は、
息子の大きな成長と共に最高の受験で終わることができました。

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