LINEの価値は「簡単、手軽で、無駄がない!」にある
こんにちは、『未来を数字に』プロジェクトです。
本日も、若者LINE利用についての調査結果のご報告です。
今回は、当社が設定した心の豊かさにつながるであろう20項目の価値観について、LINEがそれぞれどれだけ満たしていると思うかについて集計整理しました。
(ちなみに、個人的な好き嫌いなどに関係なく回答頂くようお願いしました。)
結果、やはりInstagramなどと同様、SNSだけに「人とのつながりが広がっていく」で最も高い充足傾向を示していました。
次いで高い充足傾向を示していたのは、「物事がもっと簡単に、手軽にできるようになる」「考えや気持ちを理解し合える」「無駄を省く、無駄がない」の3つです。
この点において、これまでのTwitterやFacebook、Instagram(以下、Twitter等と略します。)の傾向と大きく異なっています。
すなわち、過去にみてきたTwitter等はつながりはつながりでも、変化や刺激を求めたり、オリジナリティを伝えたりするようなところの価値充足が大きくなっていました。
ところがLINEの場合は、もっと実用的なところでの価値の充足が高いと認識されています。
わかりやすく喩えるなら、Twitter等がし好品で、LINEは必需品くらいの違いで、その価値を認識されていることが推察されます。
そもそもLINEは、シンプルかつ簡単、便利なメッセージアプリとして普及してきたことを考えると、この結果は至極当然と言えます。
この、「簡単、手軽、無駄がない」というシンプルな価値が、LINEをLINE足らしめているポイントであり、メッセージアプリの中で圧倒的な存在感を示している要因であることが改めて確認される結果となりました。
ちなみに他の項目については、おおむね同水準の価値充足となっており、特筆すべき点はありませんでした。
次回は、これら傾向について、性別や年齢などでもう少し細かく分析した内容をお伝えしていきます。
*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 未来企画室までお願いします。
今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。