Facebook利用者が自分の個人情報の提供と引き換えに求める金額はTwitterより小さかった!?
こんにちは、『未来を数字に』プロジェクトの投稿です。
Twitterに引き続き、Facebookについて、若者が、自分の個人情報を提供する場合に求める対価を整理しました。
念のための確認ですが、ここでの対価とは、Facebook利用に関するご自身の個人情報等を1年間利用することに対して求めたい金額です。
また集計分析時には、外れ値として、四分範囲値の1.5倍を上下限として除外しています。
さて、Twitterの場合は平均30,924円/年であったこの金額が、Facebookではどの程度だったとお思いですか?
冒頭にあるように、結果、この金額はTwitter>Facebookとなっていました。
とは言っても、実はその差はわずか、かつ誤差まで含めると差はないに等しいものでしたが・・・笑
具体的には、平均は29,224円/年、その誤差(標準誤差)はプラスマイナス2,488円/年でした。
この平均額を月額換算すると大よそ2,450円になります。(Twitterは2,500円でした。)
未来企画室では、事前の想定として、実名利用のFacebookの個人情報は、匿名利用のTwitterの個人情報の価値は高いとみなされているのではないかと考えていましたが、あっさり覆されてしまいました(*_*)
本質的な「個人」情報としての価値は、明らかに実名登録で利用されているFacebookにあるはずです。
Twitterの場合、匿名ということで何ら着飾る必要なく、割と本音で気軽に発信できる投稿内容について、情報としての価値は高いと考えています。
求める情報の種別により価値は変わるはずであり、今回は「個人」情報ということで調査を行いましたので、Facebook>Twitterとなるのが自然です。
しかしながら、まだまだこれからの個人情報流通なので、このような情報内容の違いと市場価値の関係への認識は定着しておらず、ほぼ同等の回答を得たものと推察します。
みなさんはこのような結果、未来企画室の推察についてどう思われますか?
ご意見、ご感想などがあればぜひお願いいたします。
次回は、Twitter同様に、性別や年齢などの視点からもう少し細かく分析した内容をお伝えしていきます。
*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 未来企画室(mirai@yano.co.jp)までお願いします。
今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。