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男性はユーチューバーを意識&女性は視聴者としての傾向がうかがえるYouTubeの存在価値

こんにちは、『未来を数字に』プロジェクトです。

前回に引き続き、若者のYouTube利用を通じた価値の充足度についてのご報告です。

今回は、性別、年齢区分別、居住地別にどれくらいの違いがあるかを見ていきます。

まず性別、全体的な傾向として男性よりも女性の方がやや価値の充足度が高い傾向を示していましたが、さほど大きな差ではありませんでした。

参考までに、TwitterやFacebookでは男性の方が、Instagramでは女性の方が、それぞれ高い傾向を示していました。

その中でわりと男女差が大きくなっていた項目は、差が大きい順に
「地球環境にやさしい、エコである」
「高級品や特別なモノ、コトを手に入れる」
「人の上に立つ(地位や権力を手にする)」
「無駄を省く、無駄がない」
「お金持ちになる」など。

トップの「地球環境にやさしい、エコである」はともかく、その下に並んだ項目を見ると、”ユーチューバー”をイメージしているのではないかと推察されます。

また男女が逆転、すなわち男性よりも女性が高い価値を示していた項目は
「変化を感じる、刺激を受ける」
「人とのつながりが広がっていく」
「美しいものや可愛いもの、伝統に触れる」などです。

こちらからは”閲覧者”としての姿勢、スタンスが見えてくる結果でした。

次に年齢区分別では、TwitterやFacebook、Instagramと同じような傾向です。
すなわち年齢が低いほど価値の充足度が高くなる傾向にあり、項目別の波形には目立った違いは確認できませんでした。

ただ、TwitterやFacebook、Instagramでは明らかに他の年齢階層より15-19歳層が一段上の高い値を見せていましたが、YouTubeはそこまで大きな差とはなっていませんでした。

居住地区分別については、驚くほどにほぼ同じ、酷似していましたので、これら傾向に全く違いがないということができそうです。

以上からYouTubeの存在価値について、性別、年齢階層別に多少の違いは確認できるものの、明らかに大きな差は確認できませんでした。
すなわち、YouTubeに対しては、若者は割と似たような存在価値を感じているということですね。

*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 未来企画室(mirai@yano.co.jp)までお願いします。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。