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名刺リニューアルプロジェクト〈後編〉:創造性とつながりを深める一枚の紙の物語

こんにちは、広報室の多田です。
フューチャースピリッツの名刺リニューアルプロジェクトの裏話をお伝えしている後編です。
要素が多い名刺について広報室からのデザインオーダーは、“見た目を整える”ものでしたが、提案されてきたものは、企業ミッションをコンセプトとしてフューチャースピリッツらしさを名刺として表現したものでした。

前編の記事はこちら↓


社内プロジェクトだからこそたどりついた"らしさ"を感じるアイデア

阿部:作成途中では、無理難題をいっぱいぶつけてしまってました。着地点が見えなくなってきていて、どういう風に着地させたらいいか、ひとりでは決められなかったし、作れなかったです。
提案されたデザイン案を見たときに、考えて作ってくださったのがとてもよくわかりました。自分にはなかった視点があり、他の案も含めてとても新鮮でした。

佐藤:そういう意味でいうと、社内だからけっこう好きなことを思いっきりできました!(笑)
吉川:作るならいいものを作りたい、と思っていたので、用紙などサンプル印刷してこだわって選べたのもよかったです。

多田:お客様先に行くときに、「名刺が並ぶ」ということが前提になっていますよね。これは、私たちがOneStopでサービスを提供していることを体現していて、多くがチームで対応するので、訪問する際に名刺がずらっと並びます。とても、おもしろいと思いました。

並べると、ひとつの線でつながる

佐藤:先日、お客様のところに4人で訪問した際に名刺をお渡ししたら、意図通りお渡しした4つの名刺をピタっとくっつけて並べていただいて、「にやっ」としました(笑)
吉川:縦型にするか、横型にするか悩んだのですが、縦型にした意図どおりですね!

佐藤:わたしたちらしい仕掛けはもう一つあります。裏面のQRコードから個人紹介のページに接続する仕組みです。よくあるのは、既存のデジタル名刺への登録なのですが、自由に作成できるオリジナルで、プラットフォームには、MTP(Movable Type Premium 以下、MTP)を使っています。MTPならセキュリティ面も構造面も信頼できます。
個人の任意による作成ですが、お客様にその場で見てらえたり、普段、MTPに触れることが少ない部署のメンバーにも知ってもらう機会になるのでは、と期待しています。

選べるアイコンは60種類になりました!みんなに届けたい想いと複雑なフロー

メンバー皆がミッションを体感できるものとして作成しよう!と目的を大きく捉えなおした名刺リニューアルプロジェクト。
当初は必要な人だけが作成するものとしていましたが、全社員分を作成することに方向転換をしました。あえて、印刷して紙の名刺にすることで実物がみんなの手元に届きます。

多田:アイコンは、60種類から選べるようになっていますね。

吉川:コーポレートサイトと統一しかったのでイラストを使いたいと思いました。
個性が表現できるし、多様性を含んでいてかつ、ワンストップソリューションというところで、いろんな人材がいて、ひとつの会社が成り立っている、ということを表現しています。
出来上がってから思ったのですが、自分の名刺を「受け取る」という受け身だったので、アイコンを選んでいくプロセスが「参加している」感じがあって、結果的に良かったと思っています。

佐藤:名刺をただもらうだけでなく、選んでいる時には会社と自分のことを考えていますよね。

阿部:アイコンを選ぶところから、“つながり”の体験がはじまってますよね。もちろん、アイコンなしもOKですし。
ただ、管理的にはどうやって周知していこうかな、と思いました。

一人一人が60種類のアイコンから好きなものを選び、自分だけの名刺を作る新たなフローは、そこそこ複雑でした。
そこで、新デザインが表現している意図をさらっと盛り込み、名刺の要素を入力する方法を説明する動画を用意して浸透を仕掛けました。

社内用に説明動画を作成

佐藤:動画のアイデアは良かったですよね。
多田:阿部さんからも、各部署ずつにていねいに案内を行っていただきました。各部門長、メンバーみんなの協力で、スムーズに入力作業が完了できましたね。

エピローグ:新しい名刺がもたらす可能性

このようにして新しい名刺が誕生し、ぞくぞくと各拠点に納品されていきました。
「ふたりで訪問したときに、(アイコンが違うのを見て)珍しいですね、それぞれ違うんですね、と反応ありました!」などの声をいただいています。

佐藤:名刺のWebページもできるだけ多くの人に作って欲しいと思います。名刺にはやはり載せられる情報が限られているので、名刺ページを見てもらうことでつながりを深めることができると思います。「紙の名刺でつながりを拡げて、Web名刺でつながりを深める」というイメージです。

吉川:名刺だけではわからない情報、オンラインMTGだけでは伝わらない人となりや得意なことなど仕事以外のこともあると親近感がわくのでは、と思います。

新名刺の評価はこれからです。
新しい仲間がフューチャースピリッツに加わった時に、初めて手に取る「つながり」となり、普段接点のないメンバーが出会ったときの「つながり」のきっかけとなってくれるよう、新しい名刺の物語をつむいでいきたいと思います。


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