【自主企画セッション】共創総会の裏側を語ります
皆さんこんにちは。フューチャーセッションズの富田です。
今回も、前回のCURULY LABに続いてインタビュー企画です。
2024年6月26日、フューチャーセッションズ(FSS)では、日頃からご縁のある方々をお招きし、自主企画セッションとして、共創総会「共創の体現」を開催しました。
そこで、進行を務めた橋本さんと富田とで共創総会をファシリテーター目線かつ入社1年目という目線からカジュアルに振り返っています。セッションの様子や裏側を知れる内容となっています。また、共創総会の様子については、FSSのホームページでご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
今回の共創総会のテーマは「共創の体現」。
問い、対話の落とし所、一人ひとりの役割もあえて決めず、この時間、場、メンバーだからこそ生まれる問いや共創を楽しむという目的から、OST(オープンスペーステクノロジー)という対話手法を用いて共創総会を進行しました。普段のフューチャーセッションではテーマ・問いを決めてセッションをすることが多いので、今回の共創総会はOSTを使ったのも特徴の一つでした。
OSTの流れは下記の通りです。今回の対話はシンプルな流れに沿って進められました。
①その場に集まった人から話したい問いを募集
②問いごとに分かれて対話を実施
③対話を通じて生まれた気づきを共有
OSTの参加者は立場に関係なく誰もが適任者(参加する意味がある人)であり、予想外のことが起こっても対話が前進していくきっかけとして受け入れるのが原則です。また、対話の始まりや終わりのタイミングにもこだわる必要がありません。
ーーOSTをやってみて
富田)共創総会お疲れ様でした!社内でも振り返りはしましたが、改めて、共創総会でのファシリテーション中にどんなことを感じ、考えて進めていたかをお聞きしたいと思います!今回どうでしたか?
橋本)OSTが初めてで、二人ともOSTをやったことがなかったので、基本的には準備も本番も、先輩から教えてもらったことをイメージして進めていましたね。また、印象に残っていることでもありますが、参加者から対話したいテーマを挙げてもらう際に、テーマアップする人が出るかどうか、OSTのキーの一つでした。
富田)テーマ募集の時は、どんなことを感じていました?
橋本)テーマアップする人が出るんだと参加者を信じることが大切だと思っていました。普段のセッションでも、対話の流れなどの設計をしていても、その設計通りに無理に進めるような誘導は行いません。フューチャーセッションズは、セッションの参加者の想いを大切にし、いつも参加者を信じて取り組んでいます。なので、テーマアップの時間は参加者を信じる姿勢がまさに現れた部分だと感じました。ある意味フューチャーセッションズの新しい共創の体現ではないかと思いました。
富田)なんだかかっこいい言葉ですね!
橋本)裏話ですが、イメージだけではOSTはよくわからず、進めながらどうしようかと考えていましたし、準備不足はあったかもしれませんが、参加者とその場を創っているのだから参加者を信じるしかない!という面もありました。
富田)確かに、信じるっていうのは今回共創総会を進行しながらたくさん頭にありました。OSTについては、本を読んで情報収集していました。そこで、「参加者や自分を信じて本番は楽しむだけ」などと書かれていて、素敵だなと感じ、準備の段階からOSTが楽しみでテンションは高かった気がします。
共創総会中も参加者や自分を信じることは意識的にしていました。前に立ちながら不安でグラグラっとなってしまわないように、「自分を信じて」と自分を鼓舞する瞬間はありました。ただ、橋本さんとはお互いに支え合えて安心感がありました!!
橋本)どちらかに比重がかかりすぎず、支え合えた感はありましたね!
ーー共創総会で印象に残っていること
橋本)冒頭に富田さんが4つの原則を伝えた場面は、印象に残ってます。準備段階から緊張や不安がある中で、OSTの大事な部分を冷静に伝えているのは印象に残りました。参加者からの声で、「OSTをやってからじゃないと、4つの原則を真に理解することはできない」とはあったので、理解できるところまでお伝えするのは難しかったと思いますが。
後は、会場を貸していただいた+NARU NIHONBASHIの方から、カードゲームでもないのに、付箋、ペン、人が話す空間でここまで盛り上がっているのが、すごく不思議と言われました。その話を聞いて、対話をメインとして示せたのは、FSSらしさがあったなと思いました。
富田)私は、最後のサークルです。共創総会のクロージングとして、参加者約30人の方がサークル状で感想を話しました。この時、参加者全員が自分の言葉でしみじみと振り返りながら語っているのが良かったなと思いました。それを聞いて、みなさん対話ができていたのだなと思って安心ましたし、皆が対等に顔を合わせられるなんとも言えないサークルの特別感を体感しました。
橋本)安心したのは同じくです。不完全燃焼で終わっていないのか色々不安が残った中だったので、みなさんの感想を聞いて安心しました。同時に、みなさんの話す言葉を、最後まとめきれないかもしれないという予感があったので、最後は富田さんに自然と任せようと思えました。
富田)そんな状況だったんですね(笑)実は私も、共創総会の中盤に参加者がわちゃわちゃとなって、どうしたらいいかなと迷った場面があったので、進行をお任せしていました。
橋本)身一つで切り込むことに抵抗はないタイプなので、二人で得意不得意を活かし合えましたね!ファシリテーターをやってみて良かったです。
富田)総じて楽しかったですね。4つの原則を紙に手書きしたり、蜂の絵を描いたり、準備から楽しかったです。セッション中のスナックとして用意したクッキーや食事などもストーリーがこもっていて参加者から評価がよく、1つ1つの場面でのホスピタリティも活きたのではないかと思いました。
ーー今回の共創総会の発見からこれからに活かしたいこと
富田)今回、ホスピタリティ含め、参加者を楽しませるにはどうすれば良いかをたくさん考えました。その考え方は妥協することなく持ち続けたいです!
橋本)今回、ホストとしてどう動けるかは意識として高く持っていました。普段だと、先方の事務局メンバーをどうサポートするかという視点であることが多いですが、今回はファシリテーターでした。ファシリテーターとして、参加者を楽しませるにはどうすれば良いかの視点は、これからに活かしたいと思います。
また、個人的には、OSTという想像がつかないもののファシリテーションと、共創総会というたくさんの参加者が集まる場で前に立つことは、良い挑戦でした。普段からご縁のある方々ばかりでアットホームな雰囲気でしたが、まだファシリテーターとして経験が浅い中で、共創総会で進行を任せてもらったのはありがたい機会でした。
富田)あと、OSTという手法が素敵で面白かったので、個人的なオープンセッションでも使っていきたいです。
橋本)共創総会では、参加者がテーマを掲げ、対話しましたが、具体的行動につながるところまで話は進んでいなかったですよね。OSTの本当の効果や可能性は理解しきれていないので、これからどう使えるのかは気になります。
富田)本の知識なのですが、OSTは本来なら数日間行うものなので、確かに数日間行うとどうなるんでしょうね。そういう意味だと、今回の共創総会は、種を生んだところまででしたね。
橋本)ちなみに、次の共創総会でもOSTをするとしたら、どうしますか?
富田)次にOSTがあれば、参加者として入りたいです。テーマアップする・・・想像すると、人が集まるのかとか緊張しちゃいますね。参加者の皆さんはあんなに意欲的でしたが。
橋本さん)私もOSTするなら参加者として入りたいです。自分が適任者だと思っていろいろな対話グループを移動、飛び回りたいですね!
ーー最後に
富田)普段のプロジェクトとは異なる自主企画だったからこそ、いつもと違う感覚で楽しかったです。また、参加者の方とは個別でお話しする時間をあまり持てませんでしたが、あの場を一緒に過ごし、参加者のことを考えてファシリテーションをしたからなのか、なぜか参加者の皆さんと仲良くなった気がしています(笑)。みなさんの次のご縁やアクションにつながるといいなとも思っています!
橋本)私が個別にお声掛けした方で、約10年ぶりにフューチャーセッションズのイベントにお越しくださった方も数名いらっしゃいましたが、ファシリテーションをしているのが入社1年目の私たち二人で、新たなフューチャーセッションズ感が満載だったのではないかと思います。実はその日の午前中は緊張して熱が出るんじゃないかと思うかぐらいで、逃げ出したくなっていたのですが笑、本当に良い挑戦でした!ありがとうございました!
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