未来出版研究会が考える『これからの世の中』(2/4)「作為に満ちたものいらない」

(2)書籍も無為自然に

○S(書店長)
北海道の版元の社長と会った時に、いま無印良品が本を出してるような形のものをやりたいんだと言っていた。無印の場合は、著名人の著書の言葉を集めて出してるけど、その真逆で、「無名な人でこんな面白い人がいるよ」という本を出すと。「誰これ?」というような人も出して、無為自然的に装丁もシンプルにしてやろうとしてるみたい。部数も1000部刷ればいいというふうにしてね。

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