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日中韓感情推定 2020/4/29 別記:衛星から見た北朝鮮 金正恩死去後の北朝鮮国内について

要約:

今回は、北朝鮮 指導者 金正恩が亡くなったので、北朝鮮国内で密輸が横行、つまり体制が緩んできました。反乱 or 暴動による火災?が、4/28-4/29に急激に増えました。反乱 or 暴動による動乱も頭の体操として、必要だと思います。

【1.解説】


AI(IBM Watson)解析により、リアルタイムに追うことができても、本当に合っているのか、傾向だけでもチェックする必要があります。中国本土のような規模であれば、衛星画像でチェックすることは可能です。それは北朝鮮のようなリアルタイムに事実がなかなか報道されない国でも同じです。そこで、北朝鮮の衛星画像をチェックすればいいわけです。今回は熱源探知の動きから導き出せる前 指導者 金正恩 死去後の北朝鮮国内の動向。

【前提】これを読む前に目を通しておいてください

【2. 4/27 】 反乱 or 暴動による火災?

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4/27は3点、検知できましたが、通常の火事の可能性を否定できませんでした。

【3. 4/28 - 29  】 反乱 or 暴動による火災? 激増

4/28 NASA衛星画像(熱源探知)

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4/28に突如、熱源探知地点が激増している様子が分かります。なお、検知するレベルとしては、火力発電所 or 製鉄所 レベルで赤い点1つです。(その場合、継続して検知できますので、カウントから外します)

4/29 NASA衛星画像(熱源探知)

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4/29も、熱源探知地点が激増している様子が分かります。ついでにソウル近郊の火事も検知しています(Soul の文字からみて画面右下の点)。

韓国側は、熱源探知地点に、火事の地点はもちろん、火力発電所 or 製鉄所 も入っています。が、北朝鮮には、熱源探知に検知されるレベルの大規模かつ常時稼働している、火力発電所 or 製鉄所 はありません。

【4.結論というか推測】

熱源探知地点が激増している様子、今回の場合、反乱 or 暴動による火災?が、4/28-4/29に急激に増えた、と推測できます(あともう1点、可能性があります。が、その場合、強制労働所の近くのケースが非常に多いのですが、今回の熱源探知地点の場合、強制労働所の場所と関係がない)。

とりあえず、反乱 or 暴動による北朝鮮の動乱も頭の体操として、必要だと思います。ただし、確定させる場合、少なくとも3日は同一現象が継続して測定される必要があります。ですから今日(4/29)時点では、あくまでも、頭の体操が必要、という範囲にしておいてください。

理由:日本まで漂着できる漁船がいつもより多く停泊しています。
ですから、日本に“直接”難民、ボートピープルが来る可能性を想定して、
受け入れる準備(すくなくともプラン作成)は必要です。


追記:書いている理由


日中韓のリアルタイム感情推定を行っている理由は、後日のタイムスタンプとして歴史に残すためです。具体的には下記の通り。
1.日本/中国(本土)/韓国/台湾香港は、国が違えど“リアルタイム”にお互いに影響しあう = 同じ市場 と考えるべき
2.であるからこそ、それぞれの国の違いを超えるためにも、冷徹に証跡に準拠して話をすべき
耳目を引くためのセンセーショナルと離れた冷徹な分析が必須だと考えます。
日本・中国本土・台湾・香港・韓国の良識的をもっている第三者、Undecided Voters(どちらに入れるか決めかねている人)が今、リアルタイムにどう思っているのかを、客観的にリアルタイムデータで参照できるようにしました。
IBM Watson が算出しています。ここではこの仕組みを「感情推定」といっています。それをレポートにしています。


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