子供たちの「未来」に向けて僕たちは何ができるのだろう?(1)未来の社会変化について
本日(2023/5/9)、主に幼児・小学生をお子さんにもつママ様たちと、10年~20年後、「AIxWeb3xメタ」の時代に大人になる子供たちに向けて、大人の僕たちが何ができるのかについてトーク会を実施しました。
前半は、今後未来がどうなっていくかについて、お話ししましたので、その内容をご紹介します。
1)自己紹介
まずは、自己紹介。「フューチャーリテラシー」という未来を読みとくための参考書を執筆しています。これから来る未来を読みとくことを得意としております。
ちなみに僕の専門は「未来を読みとくこと」であって、「教育」の専門家ではありません。子供の教育については、5歳の双子にどう選択肢を与えたらいいか悩めるただのお爺です^^;
2)どうなる?「資本主義経済」
重めのタイトルですが、子供たちの未来を考える際に、さけて通れない「資本主義経済」というキーワード。
3)資本主義の仕組み(ざっくり)
資本主義というのは、①新しい技術・製品が開発されて⇒皆が買いたがり➡②複数の企業が参入して⇒コストを下げて⇒誰もが所有するようになり
➡③その商品では儲からなくなる
という好景気と不景気のサイクルを繰り返す宿命にあります。
ところが、現代ではすでに
製品の価格が十分に低価格になり
⇒衣食住に困ることはなくなり
⇒特に欲しいものはなくなり つつあるというのが実情です
つまり、商売のネタをもとめて、高速に企業が変化し、交代する時代に突入してきています。
4)新しい技術で、何ができるようになってきているのか?
そこに「AIxWeb3xメタ」の登場です
まずはAIで何ができるようになっているのか
5)AIで絵を描く
画家や漫画家、ファッションモデルが将来不要になるんじゃないかと言われはじめています。少なくともAIをパートナーとすることは確実でしょう。
最近話題のChatGPTの登場で、AIをアドバイザーとしてビジネスで活用する人が増えてきています。
6)AIをアドバイザーとして仕事に活用
例えば、次のテキストを入れるだけで、結婚式のスピーチの案をつくってくれます。会話を続ければ、もっと詳細なアドバイスを引き出すことも可能です。
7)Web3、NFT、仮想通貨
Web3は、組織を自動的に運用することを可能とし
NFTは、デジタルのモノ(絵、音楽、他なんでも)を複製できないようにして、価値を与えて売買や取引ができるようにし、
仮想通貨は、国が発行しない「世界通貨」に価値を与えて、銀行口座を持てないような世界中の人たちが送金したりできるようにしてくれます。
「仮想的なデジタルのモノや通貨、組織を自律化し、価値を保障する」ための基本的な仕組みを提供してくれます。
8)「メタバース」
コロナ禍以降、仮想世界での仕事や、イベント、会議などが普通に行えるようになりました。ま~ただ、VRゴーグルは重いので、PCのディスプレイだったり、重いのが我慢できる人限定ですが。
いずれ、VR・ARグラスが、メガネ程度の重さとサイズになったときが分かれ目となります。
9)メタ世代たち
そして、我らがメタ世代の小学生たちは、すでに自らの手で世界をクリエイトしはじめています。
彼らにとって、世界は「設計し、創り(実行)、体験する」ものであり、それが当たり前です!
ゲームについては後半でどこまでやらせていいのかが話題になりました。
・まずは、その世界でクリエイトしている(建設、デザイン、プログラミングなど)かどうか。もしクリエイトしているならば、それは未来につながる勉強のチャンスかもしれません
・一方で、ゲームやマンガは中毒性があり、子供であれば自分で選択できずはまってしまう危険性もあります。
個人的には、ゲームもプログラミングも幼少期や低学年で、急いで始める必用はなく高学年や中学になってから始めても遅くはないと考えています。それよりも、まずは何でもできる可能性を広げることかと。
そのためには、勉強もゲームや世界構築もいっしょに取り組みながら、子供たちの世界(視野)を広げていくことかな~と
9)新しい技術が世の中をどう変えていくのか?
「AIxWeb3xメタ」によって世界は激変します。10~20年後は、大中企業から激減していき、小規模な企業やコミュニティが5年程度の寿命で立ち上がっては消えていくことを繰り返す。就職先が世界中に広がる一方で、日本だけで就職先を探す人にとっては、競争相手が「世界」となります。
メモでAIが代替可能な職種を、ChatGPT君に相談しながらリストアップしてみました。ほとんどの職種がAIをパートナーとするか代替することになりますね。
10)10~20年後の仕事はどうなるのか?
これが絵空ごとと思っている貴方!ちょっと前までは、子供たちがe-Sportsやyoutuberを仕事にしたいなんて言うとは思っていなかった。Sony、東芝がいつまで続くかわからない時代なんて想像もしていなかったはずです。
20年前と現代を比べてみましょう
11)産業の転換は思っているより激しい
今後は、この変化の期間が10年、5年へと短縮されていきます。
変化に鈍感になったり、反対しているばかりでは、「時代の変化の波」にうまく乗ることはできません。
12)新しい「産業革命」が起きようとしている
とりあえず前半は以上です。
後半では、「未来社会の変化」をふまえて「僕たちは子供たちに対して何ができるだろう?」ということについて考えていきたいと思います。
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